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20話 ページ22

A目線

96ちゃんと別れて教室に入ると…天月君が喋りかけてくれた。

天月「あ、Aちゃんおはよ!今日はサボるの?」

すごい笑顔で聞いてくるね。
一言目がそれかい。

『天月君おはよ〜。今日は真面目に授業受けるよ。』

天月「そうだったんだ!Aちゃんの事だから、サボるのかと思ってた!もしかして…まふ君に言われた?」

おおっ…さすがご名答。
あと何だ。私のことだからって…私ってそんなにサボるそうかなぁ。

『その通りだよ。まあ、ほとんど寝てると思うけどね…。』

そんな話をして自分の席に着いた。
ん?グシャって今音がしたよね…。机の中になんか入ってる?
そして私が、机の中を覗くと…。

『グシャグシャな紙だ。』

中を広げてみると…
“昼休みに体育館の倉庫に来い”だってさ。
私1日に一回は、体育館の倉庫に通ってるよ!?

『はぁ…今日は色んなところに行かないとダメだな。』

そう思っていると先生が入ってきて…授業が始まった。
あ、女の先生だ。いつも私に当ててくるんだよね。

先生「じゃあこの問題を…Aさん。前に出て答えてちょうだい。」

ほらね…。
とニコニコした笑顔で言ってくる。
皆の反応は、またAさん?って反応が多いけど…ほとんどの女子には鼻で笑われてるんだけど。

『はぁ…』

先生「あら、どうしたの。分からなかった?もう少し簡単な問題にしましょうか?」

と笑顔…。わかってるから行くよ。
そう思って前に出て、黒板に答えを書いた。

『どうですか?先生。』

と先生の笑顔を、貼り付けたような笑顔で先生を見る。
先生は悔しそうな顔をしてから…

先生「せ、正解です。席に戻りなさい。」

と言ってきた。
自分の席に着くときに、誰かからの舌打ちが聞こえた。
そして近くを見ると天月君が…キラキラした目で「Aちゃん凄いね!」って言ってるのがわかる。

先生「じゃあ今日の授業は、ここまでです。」

そして先生は教室を後にした。
今日も疲れた…。

『ってまだ1時間目じゃん。これがまだまだ続きのか…。』

ちょっと疲れてしまったので、私は教室を後にした。

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トーラン☆★(プロフ) - さん» そう言ってもらえて嬉しいです!更新頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2020年4月20日 15時) (レス) id: 5d8b505139 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白すぎます!この作品大好きです!応援してます! (2020年4月10日 6時) (レス) id: 791a99e14f (このIDを非表示/違反報告)
トーラン☆★(プロフ) - 喜春さん» ありがとうございます!そう言ってくれる方がいるだけで頑張ろうと思えます!!応援よろしくお願いします!!更新も頑張ります! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 5d8b505139 (このIDを非表示/違反報告)
喜春 - コメント失礼します。とても面白いです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年3月31日 16時) (レス) id: d9f7f3b7dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トーラン☆★ | 作成日時:2019年9月17日 2時

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