大家族の長女はアイドルのマネージャー[うたプリ×ブラコン]

story*45 ページ46

風 ｢こんなところで何してるのさ？
パンピーのアンタが。｣



｢仕事よ。
それよりさ、さっきの方はマネージャーさん？
あの人に対する態度なに？
アンタそんなんじゃ芸能界で見離されるよ!?｣




風 ｢芸能界から逃げたアンタには関係ないでしょ。
いちいち口出さないでくれる？｣



せっかく可愛い顔なのに私を睨み付けてくる。
アイドルがする顔じゃないね。



｢そうだね。関係ない。
でもアンタの姉だから。
弟が間違った事をしたら口出す権利があるでしょ？｣




風 ｢本当うざい。どっかのスポ魂みたい。｣




｢ふふっ…そんなに風斗坊っちゃんは、お姉ちゃんが芸能界辞めたのが寂しかったのかなぁ？｣



風 ｢っ!!バカじゃないの...
僕はアンタなんか...｣


｢...Aさん？
ここにいたんですね。
取材終わりましたよ｣




顔を出したトキヤに風斗は驚いている。




｢お疲れさま。
さすが慣れているだけあって早いじゃない。｣




風 ｢ちょっと！なんで姉さんがST☆RISHのトキヤと一緒にいるの…？｣




頭を下げるトキヤに風斗は嫌そうな顔を向け続ける。




｢…今は彼等、ST☆RISHのマネージャーをしているからよ。
それじゃあまたね、風斗。
行こう、トキヤ。｣





昔は私の後ろを付いてくるような可愛い弟だったのにな…

芸能界をやめてからはすっかり嫌われたみたい…。



正直寂しい。
そんなことを思いながら一度実家に帰るのだった。



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