喧しい【呪術廻戦】【男主】

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〜虎杖side〜


宿題後の息抜きとして少し外を散歩してる時に何故か唐突にコンビニに寄りたくなった俺は、少しの休憩と称してコンビニに立ち寄った

もとよりちょっとした散歩のつもり＿＿コンビニに寄る予定も無ければ、お金を使う予定も無かった俺が何かを買うつもり等毛頭無く、適当にアイスが並んでいる所をブラブラしていた

別段欲しいアイスがある訳でも無いが、“お、アレ美味そう”“あーあのシリーズ新しい味出したんだ……?!牛タン味?!”など、今度これ買ってみようかなーなんて考えている時間は結構楽しかった


__そんな時__


『なあ、お前のそれって地毛?』


__見知らぬイケメンに話し掛けらた__


＿＿＿
〜虎杖side〜


｢うぉわぁ？！｣
自分でも情けない声を出してしまったことは自覚している。でも、でもだ＿＿

そこら辺の俳優やモデルなんかより断然イケメンで美人な人が、宝物を見付けた子供の様に目をキラキラ輝かせて自分を(正確には自分の髪を)見つめているとしたら＿？
きっと誰でもびっくりするはずだ

そんな言い訳の言葉を頭に並べていたら
『んで、どーなん？』
と、見た目よりも少し低くて耳に馴染む声が俺に向けられていた

慌てて頭に並べられていた言葉をリセットして｢地毛！｣と勢いで答えると、ソイツは少しポカンとした後に柔らかく、綺麗な雰囲気を纏いながら『んはっふはは…っ！』と、如何にも堪えられないと言った様子で笑い出した

＿＿ふと、ソイツの髪が目に入った
長くも短くもない焦げ茶らしき色の髪
焦げ茶らしき色の髪と言っても髪の根元へかけて少しずつ黒色が濃くなっている。プリンヘアー…は、少し違うな。リタッチカラーと言うのをしているのだろうか…


｢そーゆーオニーサンのそれは地毛なの？｣

『あ？これか？これはーあれだ、太陽の光に当たり過ぎて髪の色が落ちてきてんだよ』

｢へーよく分かんねぇけどカッケェな！｣

『よく分かんねぇのかよおい』


少し呆れた様に『ハァ…』とため息をつくソイツは良い事を思い付いたとばかりに、再びキラキラした目を俺に向けた



『なあお前、アイス好きか？』






〜作者〜
虎くんって脳内でこんな頭良さげな言葉使うのかな？って書いてから疑問に思った

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