#10 質問を質問で ページ10
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一時間くらい経った。
課題は...進んでない。
だって、数学分かんないんだもん
そういえば、夕ご飯作らなきゃいけない。
今日は両親の帰りが遅いから、先に食べていてと言われていた。
これは結構昔からよくあって、昔からよく自分で作っている
だから、私は料理が上手な方だと自分で思っている。...自分では。
それをやらなきゃいけないんだけど...
でもこの問題くらいはやってしまいたい。
.......。
................。
「あー分かんないっ!!!!」
「...うるせ」
「っ!!?」
あまりにも数学が分からなすぎてそう叫ぶと
後ろから櫻井の不機嫌な声が。
「え、い、いつからいた...？」
さっきまでリビングで課題やってたくせに...!
いつのまに私の部屋に!?
「5分くらい前」
「言えよっ!!」
気付かなかったわ!!
え、私...別にドア開けっぱなしだったとかじゃないよね...？
ドア開ける音とかも全然しなかったけど...
...っていうかまだいたんだ家に。
普通に存在すら忘れてたわ。
...それは嘘だけど。
「まだ帰らないわけ？」
「お前何やってんの？」
...でた。
質問を質問で返す。
私の質問に先に答えてくれませんかね!!?
言った櫻井は少しずつ近づいてくる
「課題!!」
「数学？全然進んでねぇじゃん」
そして私の机を覗き込んでは、笑いながらそう言うのだ。
...ほら、絶対馬鹿にしてる。
「教えてやろうか？」
ニヤリと笑って言う。
...なんか、イラッとするんだけど。
「いらない! ていうか部屋から出てってよ集中できないから!!」
ふん、と顔を逸らしてもう一度机に向かう。
櫻井のあの馬鹿にしたような笑いが嫌いだ。
全然爽やかじゃない。
他の女の子の前では、もっと爽やかに笑うくせに。
「あ、そ。後悔すんなよ」
さっきよりも低い声でそう言ったけど
なんだか癪だから、振り返らないで無視してやった。
.....だけど、なんとなく気になって1分後くらいに振り返って見れば
そこにはもう櫻井はいなかった。
.
..
「後悔したか？」
「し、て、ま、せ、ん！ ...ていうかまだいたの」
30分くらい経って
そろそろご飯を作ろうとリビングに行くと、櫻井が本を読んでいた。
ちなみに課題は進みませんでした。
でも絶対櫻井には聞かない。
...で、この人いつまでいるの...
「今から飯作るだろ？俺の分も作れ」
.
ラッキーカラー
あずきいろ
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あんでぃー - 菜美恵さん» ありがとうございます！翔くん何考えてるんでしょうね？ のんびり進んでいきそうな予感なので今後もよろしくお願いします(・ω・)ノ (2016年10月9日 2時) (
レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - 泣いちゃいましたね…。もう何考えてんだか。って怒りたくなっちゃいました(笑)。何て声をかけられたかったのか……難しいですね。恋って難しいなと感じました。追いかけてくれたら……なんて都合がよすぎるかな？と。次の展開が楽しみです！ (2016年10月4日 23時) (レス) id: ef62e078b2 (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - のりさん» コメントありがとうございます！ 向こうの方も読んでくださったみたいで嬉しいです！ のんびりですが更新していきますので今後もよろしくお願いします(＞人＜;) (2016年10月4日 23時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - はじめまして。あちらのかわいい翔くんも好きですが、こちらの冷たい翔くんのが好きかもしれない…ということに気付いたことをお知らせしたくｺﾒさせて頂きました笑 更新楽しみにしてます。 (2016年10月1日 11時) (レス) id: 48b765175f (このIDを非表示/違反報告)
あんでぃー - 赤澤さん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけるのは嬉しいです(*´∀｀*) 今後もよろしくお願いします！ (2016年9月24日 22時) (レス) id: 87b0bbe0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんでぃー
| 作成日時：2016年9月21日 18時
