[探偵チームKZ事件ノートOS]〜お嬢様は知っている〜

もう一人の娘 ページ22

そして待ちに待った3日後。

「これからKZ７会議を始める。」

「いい加減、その７取れ！！」

まぁまぁ〜。

「まずは第一チーム、報告を頼む。」
「僕の知り合いに水嶋薫と同じ学校に通う同級生がいるんだ。
　その子に薫ちゃんのことを聞いたんだ。
　その子によると、薫ちゃんは休まず毎日学校に来てるんだって。
　いつも通り元気で、変わったことと言えば笑顔が増えたくらいだ。
　後日、他の子にも協力してもらったから間違ってはいないと思うよ。
　また犯人は、薫ちゃんの知り合いだと思う。」

「そんな！バカな！！」
「ありえねぇ〜。」
「マジかよ。」

うん。

「空元気ってことは？」
「無いって。
　だって担任の先生にも確認したもの。」
「お前、どうやって担任と知り合ったんだ？」
「隣に住んでて、よく昆虫について話すんだ。」
「昆虫仲間かよ。」

「そこ私語やめろ。」
「もし、それが本当だとしたら犯人の目的は
　薫ちゃんじゃ無いってことでしょ。」
「そうなるな〜」

「次、第二チーム。」

「水嶋守は、麻薬の取引をしてたんだ。」

ゲッ！

「その麻薬は、さらに転売したり、服用したりしていたらしい。
　もちろん守と奥さんの智美さんもだ。」

嘘〜。

「どうやら、花園グループはそれを聞きつけて切ったらしいぜ。」
「花園グループは昔からそういうスキャンダルを見つけたらすぐ
　報道するクセあるよ？」
「まだ報道されてないってことは、、、」
「ハッキリした証拠はないって事だ。」

「花園グループは手を引いたのか？」
「さぁ？
　まだそこまで調べられてない。」

「さらに、水嶋家についてさらに詳しく調べたんだが、、、、」

が？

「妙な情報を見つけたんだ。」

？

「実は、もう一人娘がいたんだ。」

え？

「その名前は 大宮華蓮
　今年で中二だ。」

同い年か。

「大宮華蓮は、3年前に群馬にある大宮家に養子に出されたんだ。
　虐待されていたらしいという噂もある。」

かわいそう、、、

「その頃から、麻薬の取引量が増えたらしい。」
「臭いな、それ。」
「あぁ〜。」

「実は、その頃養子に出された後にすぐ解雇された役員がいる。
　水嶋大吾 、守の弟だ。
　大吾と守は華蓮の扱いで揉めていたらしい。」

「それ絶対怪しいでしょ。」

「その華蓮と、ものすごく仲よかった人物に今コンタクトとってる。
　詳しい情報はもう少してからだな。」

「黒木、ご苦労。
　よって、謎５、６、７は読めたな。
　あとは、謎３、４だけだ。
　それぞれ全員で取り掛かる。
　次の集合は3日後だ。
　以上、解散！」

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