[探偵チームKZ事件ノートOS]〜お嬢様は知っている〜

アンデルセン ページ11

私は、今日の教養会議に向けて、何にしようか物凄く考えててんだ。
だって、私はみんなみたいに常に追いかけている物がないから、
どうしても直前に考えて準備するしかないんだ。
ハァ〜。

「私が今、興味を持っているのは『童話』です。
やはり、『童話』についてしっかり理解していないと上手な作品は書けないと思って。
そもそも『童話』は子供のための作品だけど、今では大人も読んでいます。
みんなは『アンデルセン』知ってるよね。
彼の作品は、悲しい物が多いけれど、たくさんの教訓が詰まっていると思うんだ。
それで、アンデルセン物語をたくさん読んで学んでいるところなんだ。」

「なんか、 『童話』についてしっかり理解していないと上手な作品は書けない
っていう考え方がアーヤらしいね。」

そうかな？

「そういえば、『アナ雪』も原作はアンデルセンのだよね。」
「でも、あれ、ほとんど内容違くね？」
「違いすぎてるよねぇ〜。」

実は、私、『アナ雪』見れてないんだよねぇ〜。
しくしく。

「まぁ、とりあえず頑張れ！
何なら、俺をモデルにしてもいいぞ！。」

絶対にしない！
ふん！

「次、七鬼。」
「最近ね、この近くで『助ける』っていう怨念をよく見かけるんだ。」

怨念って見えるの？

「それで今、その持ち主を探してるとこ。」

そもそも、怨念ってもの？
やっぱりみんなも理解できてないみたい…


この時、忍が見つけた『怨念』が事件を解決するうえで重要になるとは
誰も思っていなかった。

事件だ！→←流石だなぁ〜

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