試された、なんて私は思ってませんよ ページ49
連絡先を交換した後、軽く雑談をしながらも、私たち三人は目的のスーパーへ入って行った。
店内は広々としていて、日用品や食材など様々なものが沢山並んでいた。
ころん「自分でスーパー行くとかいつぶりだろ」
私がパスタに使う食材を見ていると、ころんくんがそんなことを呟いた。
そっか、皆さん普段は宅配とかで済ませてるんだっけ。
『・・・ん?もしかして、わざわざ私たちがスーパーまで行かなくても、宅配で頼めたのでは?』
私がそう言うと、お二人は顔を見合わせて苦笑いを浮かべた。
まるで、「気づかれちゃった」みたいな表情をしている。
ころん「・・・ごめんね、七瀬ちゃん。
実は僕たち、それを分かった上で七瀬ちゃんと買い物に来たんだ」
『え?どういうことですか?』
お二人の場合、身バレする可能性がある。
そんなリスクを背負ってまで、どうしてスーパーへ行く方を選択したんだろう。
ジェル「ん〜・・・。悪く言えば、七瀬ちゃんを試してたってことになるんかな?」
ころん「そうだね。七瀬ちゃんには悪いけど、僕たち少し疑ってたところがあって。
なーくんが好きになった子だし、さとみくんもシスコンになるくらいだから、
七瀬ちゃんが悪い子ではないとは分かってたんだけど、
どうしても自分たちの目で、どんな子なのか確かめたくて」
ころんくんとジェルくんにとってのなーくんは、尊敬するリーダーであり大事な仲間。
きっと、お二人はなーくんのことが心配だったんだと思う。
ジェル「ほんまに、試すようなことしてごめんな」
ころんくんも「ごめんね」と申し訳なさそうに謝ってくださった。
私は小さく首を横に振った。
『謝ってくださる必要なんてありません』
これは、お二人がなーくんを思った故の行動だ。
それを責めるということは、ころんくんとジェルくんの優しさも否定するということになる。
『私は、お二人の優しさを知れて大興奮してるんですよ!
やっぱり、”すとぷりは最高のグループだな”って思いながら!!
私は嬉しいと感じているので、謝るなんて行為 No thank you です!』
私がそう言い切ると、お二人は照れくさそうに笑ってくれた。
ジェル「これは、なーくんが惚れるのも分かるなぁ」
ころん「・・・・・・ジェルくん。僕、やばいかもしれない」
まさかお二人が小声でそんな会話をしていたなんて、私は知る由もなかった。
七瀬ちゃん+メンバー+作者からのお知らせ(と謝罪)→←付き合うということは
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らくがん* - さくりさん、、、、、尊いです、2も見ます、な〜くん尊い、、、 (4月29日 17時) (レス) @page25 id: 9e395d752b (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 零採さん» 返信が遅れてしまってごめんなさい!!コメントありがとうございます。僕は6人のすとぷりが好きなのとななジェル推しなのでこの小説を書かせて頂きました✨楽しんで読んでくれたら嬉しいです……!! (2月18日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
零採 - なーくんの話だ…!一人のすとリスとしてすっごく嬉しいです! (12月27日 18時) (レス) @page24 id: 493da3e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 雨萩さくりさん» 神の定めだねぇww どういたしまして? (5月19日 17時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 如月玲斗/玲央さん» 私の作品が玲斗くんに影響を与えてしまうとは・・・。これも神の定めかな?(何言ってんだこいつ)・・・冗談はさておき、こちらこそ沢山読んでくれてありがとう!! (5月19日 7時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩さくり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年2月23日 21時