お年玉ちょうだい ページ10
千隼side
『新年、明けましておめでとうございます!何と、一発目の動画からドッキリ企画で御座います』
しかも今回はメンバーだけじゃなく、いれいすやすたぽらを巻き込んだ微・大型企画となっている。
流石にVOISNG所属の人たち全員にやってると収録時間が大変なことになるので、
何人か選抜してドッキリをかけていきたいなという所存でございます。
『___題して!VOISNGのお兄さんたちは、末っ子にお年玉をくれる?くれない?』
実はシクフォニの中だけではなく、他の二グループと合わせても一番年下な僕。
それを生かして、今回の企画をやっちゃおうというわけだ。
あわよくばそのお金は頂いて活動資金に使おう。
僕は口角を上げながら、早速一人目に電話をかける準備をした。
『まずは、うちのグループの人から頂戴していこうかな』
しばらくスマホのバイブレーションがした後、”もしもし”という声が聞こえた。
大声で”すっちー!”と呼ぶと、彼はビックリした様子で「何!?どうした!?」と返した。
「もうすぐ年が明けるね」と話を振ると、混乱した声で「そうだね」と相づちを打ってくれた。
そう、編集の関係でこれは年内の撮影。
つまり、年が明ける前にお年玉をねだらなきゃいけないのだ。
『今日はね、すっちーにお願いがあって通話をかけたんだ』
すち「ほぉ、お願いですか」
『ー−−可愛い末っ子に、お年玉をください!』
勢いよくそう言い切ると、困惑を含んだ笑い声が耳に入ってきた。
すっちーは”お年玉ね”と呟いてから、まさかの”まぁ、いいよ”とOKを出してくれた。
「え、本当にいいの?」と尋ねると、彼は「千隼ちゃんもまだ高校生だからね」と言って笑った。
すち「いつも頑張ってるご褒美ってことで、お年玉あげるよ」
『やった〜!ちなみに、いくらぐらいですか……?』
すち「高校生へのお年玉って、どれくらいが普通なんだろう。相場一万円とか?」
まぁまぁ大きい金額に焦りながら、僕は”ありがと〜!”とお礼を言った。
お年玉が貰えるということが決まったところで、ネタ晴らし。
『テッテレー!!ドッキリでした〜!』
事情を説明してから「お年玉は貰います」と言うと、動揺した”えっ”という声を出された。
いや、くれるって言ったからね?僕はありがたく貰うよ?
合計金額:一万円
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雨萩さくり(プロフ) - 月時雨さん» わぁ、ありがとうございます!お待たせしてごめんなさい!!更新出来るように頑張ります……! (8月15日 13時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
月時雨 - 更新ありがとうございます!ずっと楽しみに待ってました…!さくりさんのペースでゆっくり頑張ってください! (8月15日 13時) (レス) id: d5a10dd8ef (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 雨萩さくりさん» いえいえっ!! (6月7日 21時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 如月玲斗/玲央さん» 新作わっしょい!!!コメントしてくれてありがとう(´ω`*) (6月7日 7時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 新作だあああ!!! 神作わっしょい!!! (6月7日 0時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩 さくり x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shanzhinei3/
作成日時:2023年6月3日 14時