守ってよ |lin ページ24
すごく、疲れている。
何もない、自分だけの世界に行きたい。
どうしてこんなことを考えているのだろう？
脳に浮かんだ思考を消す。
だけど、この悩みはやっぱり簡単に消せるものではなくて。
「おーい、どした？」
「あ、ごめん考え事してた」
同業者のパタ姐ことレインパターソンに話しかけられる。
「なに考えてたんだ？なんでも話聞くぞ〜！」
「ん、なんでもないよ」
「あれだけぼーっとしといてそれ言う？」
そんなにぼーっとしてたかな。
…
案外人に聞いてもらうのもありかもしれない。
「いや、その、ね？疲れちゃってさ」
「わかる、この仕事もなかなかに辛いもんね」
まあ、それ以外もあるんだけどね。
なんて言えるわけもないから、仕事のことでちょっと疲れた、と話をした。
少し、軽くなった気がした。
だけど時間というのは無慈悲で。
「あ、次の任務もうすぐだ、ごめんな、Aちゃん！後でまた話すぞ！」
まだ、まだ話したいことはあるし、この悩みもまだまだ晴れたりなどしない。辛い。疲れた。
だから、味方の彼女にお願いするか。
「ねー、パタ姐ちょっとだけ時間頂戴」
「いいぞー、Aちゃんのお願いなら！」
「護ってほしいんだ」
「…うん」
急に目が真剣になる。
誰かストーカーに狙われてる、とか思われているのだろうか。それだったら残念、はずれ。
「うん、そのね、すぐ後ろにいるんだ」
そう言うとすぐに警戒したように銃を構える彼女。
我ながら演技上手いのでは？
そう思いながらだんだんと彼女に近づく。
「そう、そのまま」
驚きを見せる彼女の銃口に近付いてその距離は数ミリ。
「撃って？」
にこり、と笑う。銃を構える彼女の腕がそれないように掴む。
「なに、言ってる、の…？」
困惑する彼女。
そんな彼女の指に自分の力をのせ、
＿＿＿＿＿＿引き金を引いた。
乾いた音と共に最後に映ったのは泣いている彼女。
だって、私が護ってほしいのはね、
こんな何もできない最低で最悪の私からだから。
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お米(プロフ) - (°д°)ﾎﾟｶﾝさん» 遅くなりすみません！ありがとうございます！ちゃんと読めました！！ (2022年10月26日 21時) (
レス) @page3 id: 951a0df5c4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Hinaさん» 好きと言っていただけてとっても嬉しいです…！またリクエストありがとうございます！遅くなってしまうかもしれませんが書きますね！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 2a01933ca8 (このIDを非表示/違反報告)
Hina - 凄く…好きです……あの、ほんとに出来たらでいいんですが、Chapter:4とChapter:5でysrさん、orb•ebnsさん、skngさんって出来ますかね……？(リクエスト多くて申し訳ない💦) (2022年9月22日 15時) (レス) id: 66b5211ad3 (このIDを非表示/違反報告)
(°д°)ﾎﾟｶﾝ - お米さん» 作者さんではないんですけど…私は最初は822って打ってたんですけど読めなかったので0822と打ってみたら読めました。もしこれも試していたならすみません…。 (2022年8月17日 20時) (レス) @page45 id: 455b891510 (このIDを非表示/違反報告)
お米(プロフ) - とても読みやすくて気に入ってます！「真実は」の続編が見たく、privatterで作品に記載されている通りにパスワードを入れてみたのですがいろんな方法で何回試しても開けません。どうしたら見れますかね…？ (2022年8月12日 22時) (レス) @page3 id: 951a0df5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2021年11月23日 10時
