遭難からの鬼退治06 ページ16
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空が白んでくると、俺は現在地の確認の為に小屋の近くの山肌に立体機動装置で登った。
遠くに煙突から立ち上る煙が何本も見えた。ハンジの言っていた集落だろう。位置を地図とコンパスで確認してAの元に戻る。
「おい！そいつから離れろ。」
婆「なんじゃ！具合を見てただけじゃろうが！」
「そいつが目を覚ましたら出て行く。世話になったな。」
婆「なに！？もう行くとな！？」
「ああ。」
まてまてまて。ご馳走を逃してなるものか！
婆「‥‥薪がもう無いんじゃ。息子はあんたらがいて出てこれんから、あんた、ちょいと薪を運んでくれんかの？」
「俺達が出てから息子にさせればいいだろう。」
婆「外の薪小屋からほんの2、3本でいいに！すぐ済む！それくらいいいじゃろが！」
「‥‥仕方ねぇな。」
小屋から離れた森の近くの薪小屋は案外広かった。奥に積み上げられた薪を抱え戻ろうとした時だった。
ガタンッ///
なっ！？
床が突然開き、薪を抱えていた俺はそのまま地下に落とされてしまった。
ガチャンッ
‥‥‥っいてぇ
「クソッあの婆ぁ！！！」
暗闇の中、何か分からないガラクタの上に落ちたが、そのおかげで怪我は無かったが‥‥
「‥‥なんて臭気だ。地下街でもここまでひどくねぇぞ。なんだ、ここは‥‥！？」
暗闇の向こうから、何かがやってくる。
なんだ、この気配は。殺気だが、今までに感じた事のない得体の知れない狂気に満ちている。
1人や2人じゃねぇな。かなり狂った奴らだ。
唸り声とも笑い声ともつかない声が近づいてくる。
クソッ何人いるんだ！？
まさかAの所にもこいつらが！？
A！！！
Aside
ハッ！！！
凄まじい狂気を感じて目を覚ました。
いったいこれは何！？
婆「おや。目を覚ましたかい？」
「お婆さん、一緒にいた男の人はどこ？」
婆「いないよ。」
「いないって‥‥兵長？
‥‥‥兵長！！！」
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うさ(プロフ) - しおんさん» しおんさん。ドロドロの愛憎劇ではないですけど、面白く読んで頂けて良かったです！リクエストありがとうございました(*´∀｀*) (2018年8月21日 19時) (
レス) id: 9cfea4285a (このIDを非表示/違反報告)
しおん - うささん» リクエストに答えていただきありがとうございます！面白かったです！ (2018年8月21日 14時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
しおん - うささん» ごめんなさい、ならちゃんと見れます！ (2018年8月4日 8時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - え？ほんとですか？今最新は「一番強い者逸話集01」です。手直ししたりしてるからそれが更新として認識されてるのかな？ (2018年8月3日 22時) (レス) id: f6736a8082 (このIDを非表示/違反報告)
しおん - 更新されているのは分かるんですが新しいお話が見れないんですけど、これって大丈夫ですか？ (2018年8月3日 21時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさ | 作成日時：2018年4月5日 22時
