遭難からの鬼退治02 ページ12
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早朝、先遣隊として下見してきたミケの班の報告により、山越えで帰還する方向になった。
俺は何か嫌な予感がしたが‥‥Aの様子から早々に帰還するに越した事はない。
あいつは平常を繕っているが、具合が悪そうだ。
リヴァイ「おいA。」
A「‥‥はい。」
やっぱり覇気がねぇな。
リヴァイ「この山越えが最後の難所だ。気を抜くんじゃねぇぞ。‥‥しっかりしろ。」
A「！はいっ」
こうして兵団は山越えのルートを進んだ。
エルヴィン「総員、連日の雨で足場が悪い。慎重に進むように！」
ハンジ「ひどい泥濘みだ。道幅が広いのが救いだね。」
山越えが中盤に差し掛かった時、山の異変にAは気付いた。
A「ハンジ分隊長、土の匂いがします。崖崩れの予感がします！」
ハンジ「そうなの？土の匂いなんてずっとしてるよ？」
A「うまく説明できませんが、急いでここを抜けましょう！」
ハンジ「だって。エルヴィン。」
エルヴィン「そうだな。早く抜けたいが、この道だ。限界はあるが、なるべく急ごう。」
しばらく進んだ所の道の崖下の斜面から生えていた老木がゆっくり倒れてきた。
ハンジ「うわ！！！」
大きな枝がハンジやモブリットを攫うように迫ってきた瞬間、後ろにいたAは乗っていたシャーロットを蹴って走らせ、ハンジとモブリットの馬をも走らせた。
間一髪でハンジとモブリットは倒木から免れた。
が、代わりに倒木の枝に掬われたAがそのままゆっくりと老木と共に崖下に落ちようとしていた。
ハンジ モブリット「A！！！！！」
パシュッ
リヴァイが立体機動でAの元へ行き、抱えた。
エルヴィン ハンジ (リヴァイ、わかりやすっ)
リヴァイ「A！掴まれ！」
A「兵長っ！」
リヴァイがAを抱き上げて立体機動を使おうとした瞬間、老木は勢いよく崖下へ落ちて行った。
エルヴィン「リヴァイ！A！！！」
ハンジ「なんて事だ！」
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うさ(プロフ) - しおんさん» しおんさん。ドロドロの愛憎劇ではないですけど、面白く読んで頂けて良かったです！リクエストありがとうございました(*´∀｀*) (2018年8月21日 19時) (
レス) id: 9cfea4285a (このIDを非表示/違反報告)
しおん - うささん» リクエストに答えていただきありがとうございます！面白かったです！ (2018年8月21日 14時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
しおん - うささん» ごめんなさい、ならちゃんと見れます！ (2018年8月4日 8時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - え？ほんとですか？今最新は「一番強い者逸話集01」です。手直ししたりしてるからそれが更新として認識されてるのかな？ (2018年8月3日 22時) (レス) id: f6736a8082 (このIDを非表示/違反報告)
しおん - 更新されているのは分かるんですが新しいお話が見れないんですけど、これって大丈夫ですか？ (2018年8月3日 21時) (レス) id: e7ba8b9b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさ | 作成日時：2018年4月5日 22時
