旧調査兵団本部3 ―リヴァイ班 ページ46
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「…あれ?…エレン、兵長とのこと知ってたんだっけ…?」
そう言えば、言おう言おうと思いつつ、リヴァイと付き合っていることを告げるタイミングを逃していたことを思い出す。
すると、ぺトラが、
ペトラ「あ、私がさっきエレンから聞かれたから、答えたの。…ね?」
エレン「はい」
「そ、そうなんだね。…と、とにかく、私はこっちの部屋にしますから!!はい、この話おしまい!!」
リヴァ「……まぁ、いいだろう。…エレン、お前はココ。地下室がお前の部屋だ。わかったな」
エレン「あ、はい!…また、地下室…ですか?」
リヴァ「当然だ。お前はまだ自分の力を掌握できていない。地下室ならお前がもし寝ぼけて巨人化しても、拘束することができる。これはお前の身を預かる上で、提示された条件の一つだ。…わかったな」
エレン「…わ、わかりました!」
リヴァ「部屋割りが決まったら、さっさと掃除にとりかかるぞ。早く決めろ」
5人「「……………はい」」
リヴァ「なんだ?…今の間は」
5人「「な、なんでもないです!!了解しましたっ!!」」
エレン「……??」
……
エレンは棚の拭き掃除をしながら、無意識に小さく息をついた。
部屋割りが無事決まり、各自で担当を決め、大掃除が始まった。
リヴァイ班の皆は、全員が重い空気に包まれているようだったが、どうしてだろう…?
エレンは一番上の階を任され、とりあえずできうる限り一生懸命掃除をしていた。
中途半端なことしてると、また兵長に睨まれそうだしな…
―――特別作戦班、通称リヴァイ班。
自分の身柄を預かる人達。
率直な感想としては、きっとみんな本当にいい人達だ。
まだちょっと怖いけど、リヴァイ兵長もきっといい人なんだろう…
だって、Aさんが惚れた人だもんな…
そう思うと、また少し胸がチクリとする。
だが、それこそ人類最強が相手じゃかないっこない。
この恋は、ここで終わりだ。
そう思いつつ、また溜息をつく。
そして、もう一つ、忘れてはならないこと―――
調査兵団きっての精鋭揃いである、この班。
もし、巨人化して暴走するようなことがあれば、この人達に自分は殺される……
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旧調査兵団本部4 ―今まで通り→←旧調査兵団本部2 ―部屋割り
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沙羅(プロフ) - 罍罍さん» 通知が来てなくて、つい今しがた気づきました!!(泣)遅くなってしまい申し訳ありません!長い作品を読んで下さり本当にありがとうございます!エロカッコいい(//▽//)そんな兵長が大好きすぎます(笑)応援ありがとうございます!今後も精一杯頑張ります! (2018年3月1日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
罍罍 - 今、最初から全部読んでます!ヤバイ!!!!!兵長がエロかっこいいです(//∇//)!これからも頑張ってください! (2017年12月31日 16時) (レス) id: 4203201650 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - りあさん» りあさん!こんばんは!なんと通知が来ておらず、今頃コメントに気づきました〜(T□T)もう一ヶ月も前ですね!?レス遅くなってすみません!この作品を読んで下さって本当にありがとうございます!コメも☆も心より感謝です!完結まで精一杯頑張ります(>Д<)ゝ (2017年4月21日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
りあ - 沙羅さんこんばんは♪そう言って頂けて良かったです、余計なお世話だ~って言われたらどうしようかと…汗)自分だとなかなかこういうの気付きにくいですよね!読む側としては、読んで、コメして、お星様☆つけてというのがせめてものお返しなので♪今日、4読み終えました (2017年3月26日 22時) (レス) id: 33f147918f (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - りあさん» こんばんわ!早速修正しました〜ヽ(;▽;)ノ更新前にチェックしてるはずなのに、自分では気づかなかったリ、後々になって気づいたり…(T∀T)こうして教えて頂けるのはありがたいです!本当にありがとうございます! (2017年3月25日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
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