兵長と甘いキス。（一緒にベッド編）3 ページ3
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【貴方side】
雷を理由に…、兵長の部屋に押し掛けてしまった
雷が苦手というのは本当の話…
その音は、私の中のつらい記憶を呼び覚ますから…
部屋が一番近かったからと言ったのは、もちろん嘘
理由は兵長だと一番安心できるし…そして、側にいて欲しいと思うから
けど、…そんなこと言えない
きっと兵長は、私になんて一ミリも興味なんてないだろうから…
結局、私の無理なお願いを拒否することもせず、兵長は私を部屋に招き入れてくれた
いつも眉間に皺が寄っていて、無愛想で厳しい人だけど、やっぱり兵長は優しいのだ
そう、誰に対しても…―――
部屋に入ると、兵長は私をソファーに座らせてくれた。
「すみません、こんな夜中に押し掛けるようなことしてしまって。…お仕事中でしたか？」
「…まぁな。丁度一息つことう思っていたところだ。紅茶でも淹れてやる。…落ちついたら帰れよ」
「…は、はい！」
わお！兵長が淹れてくれた紅茶が飲める！ラッキー！！←
窓の外は依然として暴風雨。
しばらく止みそうにないな…
窓に打ちつける激しい雨の音に、条件反射のように小さく身体が震えてくる。
それを押さえるようにして自分の腕をギュッと掴んだ。
「…ほら、飲め」
「あ、ありがとうございます！」
兵長が二人分の紅茶を用意してくれて、私の隣に腰掛ける。
紅茶の綺麗な色と心地よい香りに、心が和む。
と、その時また白い閃光が突然部屋の中に差し込んだ。
「きゃああああああ！」
ゴロゴロゴロ…
雷が鳴り止んで、反射的にギュッと閉じていた目をゆっくりと開ける。
ん…、なんだかすごくいい匂い
それに、すごく温かい…
兵長のたくましい胸板が私の頬に触れていて…――って、
ハッとして顔を上げる。
すると、抱きついている私を、眉間に皺を寄せた状態で見下ろしている兵長と目が合う。
「…す、すみません！何度も！」
慌てて身体を離す。
本当はもっと抱きついていたいけど…
「もう慣れた。…安心しろ。クソガキ相手にムラムラなんかしねぇよ」
いつもの冷静な表情でそう言う兵長。ｶﾞｰﾝ！！
「…で、ですよね」
はぁ…、やっぱりそうだよね
わかってはいるんだけど…
でも、そこまで言い切られるとさすがに凹むよ？
あとちょっと悔しい←
「…紅茶、頂きます…っ」
複雑な想いを押し隠すようにして、私は兵長が淹れてくれた紅茶に手を伸ばした。
・・・続く
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ああ - 続きが気になります！！エレンのことを少し好きになれました。 (9月9日 23時) (
レス) @page45 id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
あちゃん - 続きがめっちゃ気になります…！ (2022年2月7日 1時) (レス) id: 5bd8004cc5 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 犬さん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてしまいすみません。楽しみにしていただいて嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年11月26日 0時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
犬 - 続きが楽しみです！！！！！！ (2019年11月22日 22時) (レス) id: e65c8878df (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あいす さん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて、すごく嬉しいです(*´∀｀*)いよいよ仲直りなので、続きも頑張りたいと思います！ (2019年10月9日 16時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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