決戦前13 ―その日の空 ページ16
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ハンジはエレンの手を握ると、
「エレン！！いよいよ壁外だね！！巨人化する時には、真っ先に私に知らせるんだよ！！何があってもすぐに駆けつけるからさ」
「…えっ！？」
「いやいや、ハンジさん！エレンが巨人化するのは、エレンが危険になったときだけですから。っていうか、絶対にそんな状況にはさせませんからね！！」
「わかってるよ〜！！でも、万が一ってこともあるだろ？」
「物騒なこと言わないでください！！」
戸惑っているエレンを、Aがハンジから引き離す。
すると、ハンジはニヤリと笑って、
「ところでA。今日は腰、大丈夫なのかい？」
「ッ…ちょっと！？いつのネタですか、それ！！」
「ハハ、冗談だよ。でも例の事件以降、なんか前にも増してリヴァイと仲がいいな〜って思ってね」
「…なっ……！」
赤面するAの頭の上にポンと手を置くと、ハンジはふいに真剣な瞳をAに向けた。
「…A、気をつけるんだよ」
「……ハンジさん…？」
ハンジの瞳があまりにも真剣だった為、思わずその瞳を見つめ返す。
壁外調査のことを心配してくれているのだろうか？
エレンの護衛の任務があるから…？
「もちろんです！任せて下さい！」
「…うん！君達ならきっと大丈夫だ」
ハンジはニコリといつもと変わらない笑顔を返すと、そう言って頷いた。
「…おい。なんで奇行種がこんなところにいる？」
ふいに後ろから声がして振り向くと、眉間に皺を寄せたリヴァイが愛馬と共に丁度来たところだった。
「あ、兵長！」
「やあ、リヴァイ！リヴァイも腰、大丈夫？？ｗｗ」
((蹴 ｶﾞﾝｯ！！
「いつのネタだ」
「いったいな〜ッ！！朝一から暴力反対！！」
リヴァイは軽くハンジを無視すると、
「お前ら、準備はできたか？」
全「「はい！」」
「なら、すぐに出立するぞ」
全「「了解です！」」
皆が馬へ乗るのを確認しながら、リヴァイはそれとなくハンジに視線を移した。
「…メガネ。…予定通りでいいんだな」
「…ああ。…頼んだよ、リヴァイ」
「……わかった」
そう答えたリヴァイに向かって小さく頷いてみせた後、ハンジも馬に跨る。
それに続いてリヴァイも馬に跨り、そして何となく…ふと空を見上げた。
その日の空は、とても澄んでいた。
どこまでも突き抜けるような果てしない青の色…
それは、
この世界が残酷なことなんて忘れさせてしまう程に、
とても…美しかった―――
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まやや - 本編は女型の巨人でしたよね(名前かっこいい)オルオのボケシーンほんと面白くて和みます！ (2020年10月24日 14時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - これ決戦は相手と意思通じできる前提なのですか？ (2020年10月24日 14時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - レムさん» レムさん！コメントありがとうございます！レス遅くなってしまいすみません(>_<)最近通知の調子がおかしくて（泣）応援本当に嬉しいです！これからも更新全力で頑張ります！！（≧▽≦） (2017年4月22日 16時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
レム - いつも読ませてもらってます^ ^これからも応援してます！頑張ってください (2017年4月19日 0時) (レス) id: 070402a881 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みーみーさん» プンプン丸…可愛いな(*´ω｀*)兵長のシーン、ちょっと長かったね(*´∀｀)この辺りの流れ、すごく好きなんだ！続きも頑張る〜！！ 次はもうリヴァイ班のシーンに移る予定だよ((((；ﾟДﾟ))) (2016年12月4日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
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