検索窓
今日:1 hit、昨日:29 hit、合計:391,883 hit

形見 ページ16




「ノックくらいしろと、いつも言ってるだろうが!クソメガネッ!!」

「ごめん、ごめん!!…って、あれッ!?なんかA泣いてない?もしかして、リヴァイに酷いこと言われて泣かされたの!?」

「え!?…い、いえ、違うんです!!これは……」

「本当に!?リヴァイが怖いから言えないんじゃないの!?」

「てめぇ、人をなんだと思ってやがるんだっ」



リヴァイの蹴りが思い切りハンジに入る。



「いっ…たいッ!!暴力反対っ!!ほらっ!!パワハラだよ!セクハラだよ!!」


…セクハラ、ではないよね←



「てめぇ、本当にメガネぶち割られてぇのか?」



握られたリヴァイの拳に力が入る。



「あの、ハンジさん!本当に違うんです。大丈夫です!」

「そうなの?……いや、違うんならいいんだけどさ」



蹴られたところを擦りながら、ハンジはAに目を向けた。



「…A、大丈夫?今日無茶ばっかりしてたからさ。心配で……」

「す、すみません!!ハンジさんにも迷惑かけてしまって……」

「そんなことないよ!とにかく無事でよかった。…単独行動はよくないけどね」

「てめぇにそれが言えるのか?この奇行種が…」



リヴァイはそう言ってハンジを睨みつける。



「ああ、耳が痛い。まあ、そう言うなって」

「…あっ、そうだ!…ハンジさん」



Aはそう言うと、ポケットの中から小さな布の袋を取り出した。



「ハンジさんにお願いがあるんです。これを、…シオンのご家族に届けたくて。…シオンの形見です」



ハンジはAの掌に置かれたその袋を、神妙な面持ちで見つめた。



「…そうか。いいよ。…私も一緒に行こう」



ハンジはそう言うと、Aの頭を優しくポンと叩いた。




変わりたい→←生きる力



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (356 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
464人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

沙羅(プロフ) - ふぉらわーさん» ふぉらわーさん!part2初コメント!ありがとうございます!!もう嬉しすぎて号泣の作者です(T∀T)しかも感動して頂けたなんて…。゚(゚´Д`゚)゚。本当に嬉しいです!実は今、part7に突入しているのですが(長いっ)もしよかったらお待ちしてます!応援感謝です! (2016年5月30日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ふぉらわー - 兵長が夢主ちゃんを抱き締めて思いを伝えるシーンに感動しました…!!!これからもがんばってください…!!(´;д;)ゝ (2016年5月30日 15時) (レス) id: 8ad82dbea3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年8月29日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。