優しい朝のひとときの中で3 ―不穏な知らせ ページ17
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リヴァイは「…チッ」と軽く舌打ちすると、身体を起こした。
リヴァイが自分の上から降りて、ベッドから立ち上がるのに合わせて、Aは思わず掛け布団の中にもぐる。
リヴァイは少しだけドアを開けると、
「朝から騒々しい。…何事だ、クソガキ」
ドアから顔を覗かせ、リヴァイと視線を合わせたエレンは、その険しい表情に震えあがった。
ヒイッ！？朝一から壮絶な睨み！！そして、超不機嫌…っ！？
「…す、すみませんっ！！…あの、ハンジさんの班の方が先ほど来られて、…その、捕獲していた二体の巨人が何者かに殺害されたと……」
「っ…！？…チッ……」
リヴァイが珍しく、驚いた表情を見せた。
エレンの言葉に、思わずAはベッドから身体を起こす。
被検体が――殺害…！？
一体、何故……！？
「ハンジさんは急いで現場に向かわれました。それで、兵長に知らせて欲しいと伝言を……」
「……わかった。すぐに行く。…お前は他のメンバーにも伝えろ。現場に向かうぞ」
「は、はい！！了解です！！」
リヴァイはドアをパタリと閉めると、もう一度舌打ちした。
「リヴァイ…！？被検体が殺されたって……！？」
ドアが閉まるのを確認すると、Aは思わずベッドから立ちあがった。
「……あぁ。…そうみてぇだな」
「…一体、誰が……」
「……まあ、間違いなく兵団内の人間だろうな。…いくら拘束されているとはいえ、巨人のうなじを削ぐにはそれなりの力量がいる。見張りがいることを考えれば、立体起動を使った犯行だと考えて間違いねぇだろ…」
「……兵団内の…人間……」
巨人に恨みを持った人間の犯行なのか……
まずそれが、一番最初に頭に浮かんだ。
だが、巨人に恨みを持っているとしても、被検体を殺してしまえば、巨人の謎を探求するという一つのアプローチをつぶしてしまうことになる。
そう考えると、逆効果と言っても過言ではない行動だ。
Aが思わず動きを止めて考えていると、リヴァイが、
「…おい、今は考えても仕方ねぇ。とりあえず、現場を確認しに行くぞ」
「…あ、はい！ごめん！…私、着替えてくるね！」
そう言うと、Aは慌てて部屋を後にした。
その後ろ姿を見送りつつ、抱き損ねたな……、とリヴァイは軽く舌打ちする。
今日の夜こそは……ｺﾞｺﾞｺﾞ…←
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見えない敵1 ―違う視点とは…→←優しい朝のひとときの中で2 ―肌の温度 ※
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まやや - Wwwハンジwwwwwアニメでは団欒の後に出てくるからそれがここでも生かされてる(?)面白い。ちょっとえちちな展開もいい。嫉妬しちゃう、第三者目線でしか見れないから。。つら (2020年10月24日 0時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミーナさん» コメント感謝です！！嬉しいお言葉を、たくさんありがとうございます！！本当に嬉しすぎます(>_<)夢主を含め、リヴァイ班みんなの内面の葛藤などを少しでも書ければと思っております！続き頑張ります！！応援ありがとうございます！！ (2015年12月14日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ミーナ - 素晴らしいですね！！！大好きです！すごく大好きです！！頑張ってください！！！なんか、人間らしさ…？何かが出ていて感動します！ (2015年12月14日 19時) (レス) id: 9ea20a320e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あいねこさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！！感動しましたなんて…嬉しすぎです(ToT)応援本当にありがとうございます！！(*´∀｀)更新頑張ります！！ (2015年12月14日 8時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ - すごく感動しました！これからも頑張ってください。応援します！ (2015年12月14日 1時) (レス) id: cc9f9b8f42 (このIDを非表示/違反報告)
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