壁外調査前3 ―買い物？ ページ46
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調査兵団での訓練が開始し、数日が経った。
他の兵士と馴染むつもりもなかったが、その中でハンジさんとシオン、ペトラ、この三人が私に気さくに話しかけてくれていた。
ペトラはリヴァイ班に属しているらしく、兵長から直接指導を受けている私が気になったようだった。
とても可愛くて、快活で、私とは違う。
きっとモテるだろうな…、という印象だ。
「兵長はああ見えても、部下思いで、優しい人なんだよ」と、天使のようなことを言っていた。
絶対、騙されてる……
…………
その日は、午後から訓練がなく、つかの間の休息日となっていた。
食堂で昼食をとりながら、この後何をしようか…、と考える。
ふと気づくと、私の座っている席の周りに三人の男が立っていた。
顔はなんとなく見覚えがあるが、名前も知らなければ、話したこともない。
一人が馴れなれしく、隣の席に座った。
「あんたさぁ、地下街出身なんだって？地下街ってどんなのところなの？」
「…………」
「ゴミ溜めみたいに最悪なところなんだろ？可哀そうに…」
気持ち悪い笑みを浮かべる。
私は無視することにした。
相手にするのもバカバカしい。
「…なんだ？偉そうに無視するのかよ。…お前、そこで売りとかしてたんじゃねぇの？」
「…………」
「どうせしてたんだろ？…いくらで俺たちにもさせてくれんの？教えろよ」
ニヤニヤしているのがわかった。血管が切れそうになる。
―よし、殴ろう！！
私が静かにこぶしを握り締めたとき、「いたたたたた…ッ！！」と、男が悲鳴をあげた。
隣を見ると、兵長が男の片腕を後ろに捻りあげていた。
「おい…、俺はコイツに用があるんだが、てめぇのそのクソくだらねぇ話はもう終わったか？」
「…へ、兵長ッ！？…す、すみませんでしたッ！！」
男たちはそう言うと、逃げるように去っていく。
兵長は私を軽く睨むと、
「オイ、…なんで黙ってんだ？」
「あと一秒遅かったら、私が殴ってやってました！！」
「…バカが」
ムッとして答えた私に、兵長は軽く頭を小突いた。
「…お前、この後何か用事あるか？」
「…は？」
「特にねぇだろ。…ちょっと買い物に付き合え。街に出るぞ」
こちらの都合などお構いなしで、私はリヴァイ兵長の買い物に付き合わされることになった。
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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