調査兵団3 ―躾 ページ19
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訓練場といっても、初めて来たばかりでどこかわからない。
人に場所を尋ねながら、なんとかたどり着いた。
息を切らせながら、訓練所である森の入口へと走り込む。
「…てめぇ、遅ぇんだよ…。何分待たせるつもりだ、グズ野郎」
入口の木にもたれかかったリヴァイの姿が目に入った。
「だって場所がわからなくて」
「…あぁ？」
「それに、走ってきたからいいでしょ」
リヴァイは何も言わずに私の方へズカズカと歩み寄ると、いきなり私の頭を思い切り叩いた。
「…っ…いったぁ！！」
リヴァイを思いきり睨みつける。
すると、前髪をガシッと掴まれた。
「ッ…何をする！？離せッ！！」
「…口もなってねぇな。そこから躾ねぇとダメなのか。クソ面倒くせぇ。 …俺のことはリヴァイ兵長と呼べ。それに敬語を使え。敬語ぐらいわかるだろ？」
そういえば、この人は兵士長らしい。
こんな眼つきの悪いチビが、……と思うが、口に出したらたぶん半殺しにされるに違いない。
「もう一回やり直せ」
「…はぁ！？」
ガンッと足に蹴りを入れられる。
「…ッ！！…痛いだろッ！？」
「…いい加減にしろよ。もっと蹴られたいか？」
さっきよりも更に鋭い視線で睨みつけられる。
ムカつくけど、仕方がない。
今の私は、コイツの部下ということだ。
「…リヴァイ兵長、…すみませんでした」
「違う！」
また、ガンッと足に蹴りを入れられる。
「…ッ…！！…リヴァイ兵長、……お待たせして申し訳ありませんでした」
「やればできるじゃねぇか…」
リヴァイは小さく舌打ちすると、ようやく私の頭を掴んでいた手を離した。
―本当にムカつく！！…でも、ここはじっと我慢か……
ああ、でも本当にムカつく
いつか隙を見て、その首狙ってやりたい……
「おい、何してる？さっさと立体起動装置を着けろ。…ブレードの使い方を教えてやる」
私は仕方なく睨めつけるのをやめ、用意された立体機動装置を装着することにした。
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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