調査兵団1 ―ハンジ ページ17
・
兵舎に着くと、部屋にはハンジという人が案内してくれた。
見るからに元気いっぱいという感じの人で、私にもグイグイ話かけてくる。
分隊長をしているらしい。
ハンジさんは部屋のドアをバーンと盛大に開けると、
「Aはこの部屋だよ！兵団服、後で持ってくるから。わからないことがあったら、何でも私に聞いてくれ！！」
「……ありがとうございます」
「あれ〜！？元気ないじゃん！大丈夫、すぐ慣れるからさ！！」
そう言って笑いながら、背中をバンバン叩いてくる。
この人のテンションの高さに合わせるのは、どうにも疲れそうだ。
そう思った。
でも、正直悪い気はしない……
「Aは地下街から来たんだってね。…調査兵団のこともよく知らないかい？」
「…おそらく、全くと言っていい程…。壁外で巨人と戦うことぐらいしか…」
「…そうか。…大丈夫！巨人のことについては私が今度ゆっくり教えてあげるよ！！」
そう言って、ハンジさんは私の肩をガシッと掴んだ。
ちょっと見つめる目が怖い気が……
「エルヴィンの話だと、訓練兵団の訓練にも参加しつつ調査兵団の中でも調整するってさ。とりあえず、調査兵団では私の班に入ることになったから、よろしく！」
「…あ、はい。よろしくお願いします」
「今日はシャワーでも浴びてゆっくりするといい。訓練は明日からだから。それじゃあ、また後で！」
そう言うと、ハンジさんは部屋を後にした。
一人残された私は、少し途方に暮れる。
とりあえず、部屋の窓まで行って、外の景色に見入った。
地上へ出てきた実感。
少し嬉しい気もする。
私はこれからここで生活するのか……
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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