地上へ6 ―まだ見ぬ光の向こうに ページ16
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リヴァイは小さくため息を吐くと、
「地上に連れて行ってやると言ってるんだ。ありがたい話だろうが。…ただし、ちゃんと訓練は受けてもらうからな」
―地上へ………
その言葉に、少なからずAは反応した。
一度地上へ出てみるのもいい
死ぬのはそれからでも……
「…わかった。…お前の言うとおり、巨人に喰われて死んでやる！！」
「死ねるもんなら死んでみろ、…クソガキ」
だが、何故この人はこんなにも私に関わってくるのだろうか
放っておけばいいものを
そう言えば、地下街出身だと言っていた
一体ヤツは……
Aが不思議な面持ちでリヴァイを見ていると、
「…お前の名前は？」
「……A…」
「A、か。…俺はリヴァイだ」
それが、二人の二度目の出会いだった。
Aはこの時、この人が自分が生涯愛する運命の人になるなんて、
思ってもみなかったのだった…―――。
・・・・・・・
結局、アイツの言った通り私には選択権などなく、調査兵団に入団することが決まった。
憲兵の奴らは、なぜか大人しく身を引いたらしい。
リヴァイの話では、私を襲ったメンバーの中に幹部の息子でも混ざっていたのだろう、とのことだ。
噂でも広まっては不都合なのだろう。
地下街の階段から地上へ上がる。
階段から出た先で最初に見た光景は、どこまでも果てしなく広がる澄んだ青だった……
吸いこまれそうな青
そして、眩い日の光
肌を撫でる風
何もかもが地下街とは違う。
別世界。
―ネオ、…あなたと一緒にこの景色が見ることができたらよかったのに……
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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