地上へ3 ―鋭い眼光 ページ13
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リヴァイは立体機動で後を追いながら、内心その動きに関心していた。
アンカーの使い方も最小限、最短距離の適切な場所へ正確に打ち込む。
ガスの噴射も最小限にとどめ、身体能力をフル活用して自分の身体を猛スピードで前へ進める。
これを独学で覚えたというのなら、おそらく才能以外の何物でもないだろう。
建物や路地を利用しながら、うまくすり抜け姿を眩ますつもりだ。
生憎、この地下街の作りは自分もよく知ってる。
素人なら確かに撒かれてもおかしくない。
だが自分は違う。
必ず追いつく。
逃がしはしない………
・
・
建物をすり抜け、路地を利用し、Aは姿を隠すつもりだった。
だが、奴は追いついてきた。
まるで地下街の作りを知っているようだ。
そんなことあるはずないのに。
だが、確実に距離を詰められていた。
――来る…！！
―――ガチンッ！！
後ろ向きに体制を変え、ブレードを受け止める。
正面から激しくぶつかり合うブレード。
こいつの動きも尋常じゃない。
―…一体何者なの…！？
その時、緑のフードの隙間から相手の顔がチラリと見えた。
その顔は……
「……なッ！？」
その相手は数週間前に出会った、アイツだった。
名は確かリヴァイといったか…？
向こうはまだ気づいていないようだ。
そのまま押し切られる形で地面に転がりこむ。
地上で応戦する形となった。
立体機動を使いたいが、相手がそうさせてくれなかった。
剣の腕は奴にかなうはずもなく、すぐに壁際まで追いつめられた。
なんとか突き放そうともがく。
だが、ブレードで押さえつけられ、その腕はビクリとも動かなかった。
「…ブレードを捨てろ。殺されたいのか？」
鋭い眼光。
この前会った時とは比べ物にならない冷たい瞳。
戦闘の中で生きてきた人間の眼だった。
Aは唇を噛みしめながら、ブレードを切り離しガシャンと地面に落とした後、両手を上げた。
本当に最悪だ……
心底そう思った。
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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