地上へ2 ―鳥のように ページ12
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【地下街】
地下街へはエルヴィンとリヴァイ、そしてミケも同行した。
憲兵をおとりにすると、奴はすぐに現れた。
その立体機動の動きを実際に見て、リヴァイは正直驚いた。
ガスをほとんど使わず、まるで本物の鳥のように宙を舞う。
体格は小柄だった。
身が軽いせいなのか。
本当に背中に羽根が生えているような動きだ。
「…思った以上だな」
エルヴィンが呟いた。
―どんな奴かと思っていたが、これは楽しみ甲斐もありそうだ
そう思いながら、リヴァイは少し気合いを入れた。
「行くぞ」
エルヴィンの掛け声で、三人は一斉に立体機動に移る。
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Aは立体機動で宙を舞いながら、憲兵の一人を追っていた。
今日こそ絶対殺してやると思っていた。
仲間はみんな捕まり、そして、ネオは奴らに殺された……
もう失うものは何もない。
とにかく憲兵の奴らを殺してやる。
それで自分が死んでも別にどうでもいい。
そう、もうどうでもよかった…。
ブレードを構え、後を追う。
もう少しで捕えられるというところで、後ろに気配を感じた。
―憲兵の奴らじゃない…
緑のフードを被った奴が三人。
立体起動で追ってきていた。
被っていたフードをさらに深くかぶり、素顔を隠す。
―誰が来ようと一緒だ。殺してやる！！
反動をつけ後ろに向かって舞うと、先頭にいた男に切りつけた。
男はなんなくブレードでそれを避け、体制を変える。
やっぱり憲兵の奴らとは動きが違う。
一旦建物の中をくぐり、路地裏へと身を投じる。
すると、すぐ上に緑のフードのうちの一人がいた。
ブレードで応戦しながら、地上へ降り、体制を整える。
そのまま立体機動へ再び移り、建物の上へ飛ぼうとしたとき、もう一人が上からブレードで押さえつけてきた。
―こいつら、私の動きを読んでる…
ブレードでなんとか交わし、宙へ戻る。
―…一旦引こう
追いつけない速度で宙を舞う。
建物をくぐり、裏道を抜けコースを複雑にしながら、スピードを上げる。
細い路地の中で宙を舞いながら身体を上下反転させ、後ろを確認する。
奴らの姿はなかった。
―撒いたか…
ほっと息をつく。
…が、次の瞬間、建物の隙間から一つの影が現れた。
緑色のフードの一人だ。
一番小柄なヤツ。
追いつけないはずだった。
いつもの憲兵相手なら、これで逃げ切れたのに…
Aはくるりと向きを変えると、さらにスピードを上げた。
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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