地上へ1 ―リヴァイside ページ11
・
その日は結局、立体機動を使った奴らの騒ぎはなかった。
エルヴィンへはそう報告し、数週間が過ぎた。
その間に状況は変化していたようだ。
立体機動を使う二名の指名手配者は、一名に減っていた。
憲兵によってその仲間もほとんど捕まったらしい。
確証はないが、内通者がいたのではとの情報も流れてきていた。
その後、その残った一人は憲兵を執拗に狙うようになっていた。
つまり、窃盗目的ではない。
復讐が目的だろう。
憲兵では怪我人も出ていて、なかなか物騒な話になってきていた。
「…というわけだ。リヴァイ、お前も同行してくれ」
「おいおい、意味がわからねぇぞ。なんで憲兵の尻拭いを調査兵団がしないといけない？」
結局のところ、自分たちでは捕まえられないからと、憲兵から調査兵団へ依頼があった、というところか。
または………
「確かにそうだな。…まあ、憲兵としても早いとこ捕まえないと示しがつかないのだろう。立体起動を悪用されてること自体、問題だからな」
「…………」
「…耳が痛いか？」
エルヴィンがニヤリと笑って、俺に視線を送ってくる。
「…ああ、そうだな。…胸クソ悪ぃ」
嫌味な奴…、とエルヴィンを睨みつけた。
「憲兵には怪我人も出ている。そのうち殺人も起こりかねない状況だ。それ程腕が立つというどれことだろう。…もし状況が許せば、調査兵団へ勧誘することも考えている」
「…本気で言ってるのか？」
「私はいつも本気だよ」
「…そうだな」
自分もそれがきっかけで調査兵団へ入ったようなものだ。
状況はもっと複雑ではあったが……
エルヴィンの采配が関わっていたことには間違いない。
「まぁ、とりあえずとっ捕まえればいいわけだろ」
気は乗らないが、仕方ねぇ
どれ程の腕なのか、見てやろうじゃねぇか…
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まやや - あとプロローグ上手いですね、書くの (2020年10月24日 23時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 主人公強い。礼儀正しくもなって成長した。リヴァイからしたらお前以外の女はおれの女にはなれない、無二一つって感じなんやろな。素敵。愛されたくなったわ (2020年10月24日 23時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 文章力すごいな。。え、シオンなんていましたっけ？笑 (2020年10月23日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ちはっぴーさん» いえいえ、教えて頂いてすごく嬉しかったですヽ(；▽；)ノいや〜本当につい最近まで気付かず…というか疑問にも思わず（汗）part8で気づいたので、8からこっそり修正されてます^^;他の作品も少しづつ修正しますね！応援嬉しいです！すごく励みになります！（≧▽≦） (2017年7月31日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ちはっぴー(プロフ) - あぁぁお忙しい中返信わざわざ有難うございます(；＿；)そして気づいてたのに指摘なんてしてしまって申し訳ございません(；＿；)これからも頑張ってください！最近毎日の楽しみがこの小説を読むことなんです！応援してます！ (2017年7月31日 16時) (レス) id: 332e33c9db (このIDを非表示/違反報告)
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