７ 不滅の魔女は魔法工学が気になる ページ7
青いその炎は部屋を包み、今にも燃え移りそうになっていた
学園長「このままでは学園が火の海です！誰かあの狸を捕まえてください！」
クロウリーは、慌てた様子でそう声を上げる。
レオナ「ちッ、かったるいなぁ」
そう一番に声を上げたレオナは面倒くさそうに
後頭部をかいている。
周りの生徒たちも面倒くさそうだ。
美しい男「アラ、狩りはお得意でしょ？まるまる太った絶好のオヤツじゃない」
レオナ「なんで俺が。テメェがやれよ」
眼鏡の男「クロウリー先生、おまかせください。
いたいけな小動物をいたぶって捕獲するというみなさんが嫌がる役目…
この僕が請け負いますっ！」
タブレットの声「さすがアズール氏。内申の点数稼ぎキマシタワー」
ターバンの男「あぶなッ！危うくケツに火が付くところだったんだけどッ？！」
学園長「みなさん私の話聞いてますッ！？」
レオナ「はぁ…。狸捕まえるくらいアンタがやりゃいいだろう、センセー？」
グリム「オレ様は狸じゃねぇーって何度言わせてるんだゾッ！
偉大なる魔法士になる男グリムとはオレ様のことなんだゾー！」
そう叫ぶとグリムはさらに火を噴いた。
こうなればクロウリーが言った通り、学園が火の海になるのも
時間の問題である。
眼鏡の男「威勢のいい小動物ですね。リドルさん、お願い出来ますか？」
リドル「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませるとしよう。」
ざわつく部屋の中、
リドルと
眼鏡の男…、アズール・アーシェングロットがグリムを捕まえるために
部屋を出て行った。
こうなると暇になるのは、リドルと話していたAである。
『もう少しユニーク魔法について知りたかったのに…』ムスっ
クレイス「ホー…まぁまぁ、A。後からでも話が聞けるだろう。
それより、周りを見てごらんよ。面白そうなのがチラホラいるじゃあないか。」
肩に乗ったクレイスが、チラリと目線を飛ばす。
その先には、ふわふわと空中を浮遊するタブレットがあった。
『！、ねぇねぇ、貴方、そのタブレットはどうやって動いてるのッ？！』キラキラッ
タブレットの声「ひぃっ？！な、ななななッ？？！！」
『私、魔導工学はからっきしなのよ。最近できた分野だからとても興味があるの！』
そう笑ったAの顔は
見た目相応に無邪気な笑顔であった。
８ 不滅の魔女は盛り上がる→←５ 不滅の魔女は後輩を追い詰めてみる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜苺 - 初コメ失礼します。めちゃくちゃ面白い小説ですね！！続き、楽しみに待ってます！ (2022年12月17日 18時) (
レス) @page5 id: e8ba65b3ad (このIDを非表示/違反報告)
甘 - 続きが…気になる… (2022年12月10日 23時) (レス) @page9 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
甘 - 続きが…気になる… (2022年12月10日 23時) (レス) @page9 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
兎森める(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！これから出していく予定ですのでお楽しみにっ！(n*´ω`*n) (2022年9月25日 18時) (レス) @page6 id: ddb85a2273 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 学園長と夢主人公の絡みが見てみたいです (2022年9月25日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：兎森 める | 作成日時：2022年9月21日 22時
