太陽の笑顔 ページ22
*
「姉ちゃん?」
神兎を作ってあげた小さな巣に帰すと、ちょうど後ろから神楽の声が聞こえてきた。
後ろを振り返ると、買い物袋を持った神楽がいた。
神楽のキラキラとした瞳は、嫌でも姉の肌に出来た傷に向く。
「また怪我したの?」
そう言って近づく。
「見せて」
傷を見ようとする神楽の名前を呼んだ。
「神楽。」
神楽はAを見た。
「母さんには内緒だよ。」
口元に人差し指を持っていき、シーッという仕草をすると
まるで江華のような、そんな笑顔になっていた。
神楽はボーッとその笑顔を見つめる。
「じゃあ、帰ろうか。」
神楽の目に映った彼女は確かに姉だった。
自分が大好きな姉。
でも、何かが違う気がした。
自分の手を引く背中を見ながら、ボーッとそんな考え事をしていた。
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宇宙 - 凄い面白いです!おススメします! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
黒金 - あお果実さん» ありがとうございます!そう言ってもらえると、とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月6日 20時) (レス) id: 16e0ec3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - とても面白いです!これからも応援してます(*´∀`) (2019年3月6日 16時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
黒金 - momoさん» ありがとうございます!私も、こうして見ると何だかしみじみとしてしまいます・・・・。小さい頃から壮絶な人生送ってますよね・・・・。これからも更新がんばります! (2019年3月3日 23時) (レス) id: 16e0ec3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 初めまして!銀魂の成り代わり小説少ないし、神威の成り代わり見た事無かったので書いてくれて嬉しいです!!こうやってみると神威恵まれ無さすぎて推せに推せる.......。これからも更新楽しみにしてます。無理をしない程度に頑張って下さい( *˙ ˙* ) (2019年3月3日 22時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒金 | 作成日時:2019年2月23日 22時