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第一話 ページ11

ハンマーが地面にヒビを入れた。


それと同時に、割れた地面から岩石が浮いてくる。


青峰は桜井を視界にいれると、浮いた岩石を操り、桜井に襲いかからせた。



桜井「うぁ!!」



威力と風圧に負け、背中から壁に叩きつけられる。


負けじと氷の刃を幾つも出し、反撃するもハンマーで全て破壊された。


青峰の能力は、ハンマーが武器の重力操作。


桜井は敵の能力範囲に入らぬよう様子を見る。



青峰「確かお前…、トウオウの雪男だろ」


桜井「え……なぜ、それを」


雪男。トウオウを一夜で氷漬けにした事件で付いた異名だ。


青峰「俺と、同じ幹部のさつきって奴は、トウオウ育ちだからな」


桜井「トウオウ、出身!?」


青峰「生まれは違うけどな。…噂には聞いてたぜ?凄腕の氷使いがいるってな」


バキン、バキン。


桜井の氷が割れていく。振り返るもすでに遅し。


桜井は能力範囲に入ってしまった。


重力に逆らえず、地面に叩きつけられる。


指一つすら、動かせない。


青峰「正直、幻滅した。その氷使いがあやかし堂に入ったって聞いて、そこそこ楽しめると思ったんだがなぁ…」


鼻で笑い、青峰は桜井を見下ろした。



青峰「てめぇも、その仲間も、その主も、



俺が一瞬で、潰してやるよ」









「……は?」



突然、荒れた吹雪が吹く。


青峰は辺りを見渡し、異変を探った。



「潰してやる?……そんな重力で?」



ゆらりと立ち上がったのは、重力に潰されていたはずの桜井。


桜井の目が光る。吹雪がまた荒れ、辺りは雪景色となった。



桜井「知ってますか?雪男って…、




意外と肉食なんですよ?」



桜井の姿が白い着物へと変わっていった。



青峰「雪男…」


青峰はそう呟いた。

第二話→←第十五章 真実か偽りか



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らすとうさぎ(プロフ) - 榴香さん» ふぁぁぁ!ご感想ありがとうございます!更新が遅くてすみませんっ!!まだ読んでいる人がいて驚きました。期待に応える為に頑張ります。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
榴香(プロフ) - 初めまして。コメント失礼いたします。久しぶりに占ツクに来てみたら大好きな作品が更新されており感動しました。とても嬉しいです。ありがとうございます。らすとうさぎ様もご多忙だと存じますが、是非またいつか、続きを読ませていただきたいです(o^^o) (2018年4月8日 2時) (レス) id: 7b23893e7e (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 更新が遅れてすみません。時間はかかりますが、なんとか完結までもっていきたいです。 (2018年3月12日 12時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
なしこ - この小説大好きです(*^ω^)更新される日を楽しみにしております(`・ω・´) (2018年1月21日 13時) (レス) id: 9145f3ee06 (このIDを非表示/違反報告)
- 失踪ですか?続きをずっと待ってます! (2017年4月29日 23時) (レス) id: 20383baa4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らすとうさぎ | 作成日時:2015年5月12日 20時

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