第27話 ページ29
視点：宇髄天元
あっという間に終わった７日間に及んだ最終選別
『(…早く着いたと思ったがなぁ)』
またもや、藤の木に寄りかかり石ころこそ蹴ってはいなかったものの少し疲れた様子でどこかを見つめる男
だがやはりどこか余裕があるような感じがする
もしかするとコイツは悪逆非道の冷酷男なのかも知れない
そんな男から目を離し、近くの藤の木に寄りかかる
『おかえりなさいませ』
結局あれから“俺達以外“に人は来なかった
『おめでとうございます、ご無事でなによりです』
藤の木から離れ、2人の童子の前に立つ
『では、こちらから“玉鋼“を選んで頂きます』
台の上に並べられたいくつもの玉鋼
右隣には冷酷男…
『(…これがド派手だろ！)』
とりあえず勘で玉鋼を手に取る
だが、急に右腕をツンツンと叩かれる感覚
『ん？』
『す、すみませんこ、これってどういう基準で選ぶんですか！？』
『…は？』
思わず地味な素っ頓狂な声が漏れる
『お、俺玉鋼についてなんも知識無くてっすみません！この基準みたいなの教えて貰ってもいいですか！？』
“この穴みたいなのがいっぱいあるほが良いんですかねぇ？“と訳分からない事を言い始めた男
いったって本人は真面目なようだが…
『…っ、くっハッハッハッハッ！！』
『え？あの、え？』
あれほど笑いとばしたのは何時ぶりだっただろうか
冷酷男なんてもってのほかだった
心底焦ったような顔で、“えぇ！？そんなに笑います！？“と叫ぶ
『ひっ、すまんな！お前がド派手に面白くてついな！んなもん、勘だ！勘！！』
『勘！？うそ！？俺焦ったのにっ…！』
どれも同じに見える玉鋼を顔を真っ青にしながら選ぶ男
『こ、これだぁ！！』
そう言って玉鋼を取って掲げるコイツにまるで宝でも見つけたような清々しい笑顔
第一印象、冷酷男から派手に変てこな男に変わった瞬間
『おい、俺は宇髄天元だ！お前名前は？』
『ん？俺は“神楽木A“！よろしくな！“天元“！！』
コイツなら派手に仲良くなれると思った
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kira(プロフ) - ぴゃあさん» ありがとうございます！！あぁお知らせしたものの続編を制作しようかちょっと考えています！そう言っていただけると本当に嬉しいです！また、ありましたらよろしくお願いします！ここまで読んでいただき本当にありがとうございます！ (2019年9月13日 18時) (
レス) id: 0c40e9d2ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃあ(プロフ) - ここで終わっちゃうんですね…！！楽しみに読ませていただいておりました。男主でハマることはなかなかないので、ちょっぴり寂しいですね…お疲れ様でした！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 3b8ee76993 (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 千鶴さん» こちらこそです！全然気になさらないでください！！ありがとうございます！ (2019年9月3日 7時) (レス) id: 0c40e9d2ec (このIDを非表示/違反報告)
千鶴(プロフ) - kiraさん» いえいえ！わざわさありがとうございます！これからも更新頑張ってください(上から目線っぽくてすいません(;＞_＜;))応援しております！m(._.)m (2019年9月3日 0時) (レス) id: f9b35903d2 (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - よく考えてみてみれば簡易文字でもなんでもない！本当に教えてくださりありがとうございます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 0c40e9d2ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kira | 作成日時：2019年8月22日 17時
