決着と質問 ページ26
『あそこでグラスミキサーは予想外だ・・・だがそれもまた面白い！』
効果抜群の技を受けても、よろよろとフタチマルは立ち上がる。
『相性の不利ではあるが、ここまで追い込まれたのは久しぶりだ。次で決める』
体力が限界なのかフタチマルは次の一撃に掛けるらしい。体力が限界なのはハヤテも同じだ。
「ハヤテ、次で決めるよ」
『うん』
フタチマルとハヤテが向かい合った。向かい合った二匹の姿は一騎打ちをする武士のようだった。
『ゆくぞっ！』
フタチマルの声と共に二匹は走り出し、互いがすれ違う瞬間
「つるのムチっ！」
『シェルブレードっ！』
二匹は同時に技を打ち合った。走り去ったあと
『グッ・・ッ！』
痛みに声を上げ二匹は地面に倒れた。という事は引き分け。僕は倒れたハヤテに駆け寄って抱き上げた。
「ハヤテ、大丈夫？」
『うん。大丈夫・・・引き分けかーなんか悔しいや』
ボロボロなのにハヤテは笑顔だ。鞄からオレンの実を出してハヤテに渡し、倒れているフタチマルに近づいた。
「フタチマル、大丈夫？はい、どうぞ」
『妾は大丈夫だ。おお、オレンの実かかたじけない』
僕の手からオレンの実を受け取ってオレンの実を半分くらい食べたところでフタチマルは僕の方を見た。
『お主、名前はAであってるな』
「えっ？あっうん。」
なんで僕の名前を知ってるんだ？
『なんで知ってるのかは手合わせ中の出来事を思い出してくれ』
手合わせ中？あ！僕が悩んでた時にハヤテが僕を呼んだあの時か
『フタチマル、Aに何か質問とかあるの？』
僕は質問というより疑問がフタチマルにある。
「質問は僕からもある。質問してもいい？」
『ああ、構わん。先にどうぞ』
「ありがとう。フタチマルはなんでここにいるの？トレーナーはどうしたの？」
質問すると困った表情をした。聞かれたくなかったのかな？
『待て待て、1度に複数聞くな』
「ごめん」
『謝る必要は無い。一つ目の答えは妾は強くなる為に旅をしている時に此処に立ち寄った。二つ目の答えはトレーナーとは別れた。いわゆるパートナー解消だな。あんな頼りないトレーナーとは旅はしたくない』
トレーナーと別れただって！？頼りないだけで？
「フタチマル、そんな理由で別れたの？」
『そんな理由とはなんだ！妾は女だ！あやつは妾のタイプいや性別すら理解してなかったんだぞ！』
「え？」
『へ？』
『 「えええええっ！？」』
女の子と知り僕とハヤテは驚きの声を上げた
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ヒュドール(プロフ) - 続きが気になりますね。 (2015年12月17日 23時) (
レス) id: d9d83f195a (このIDを非表示/違反報告)
霧槍凪(プロフ) - 続き……早く……見たい…な… (2015年6月20日 17時) (レス) id: 1dff2236fe (このIDを非表示/違反報告)
テニプリ(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください (2015年4月22日 16時) (レス) id: 96af6004f2 (このIDを非表示/違反報告)
フウカ - 間違いを教えてくださりありがとうございます！ (2015年4月5日 23時) (レス) id: 0804bd97a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミリ - 『青い瞳のポケモン』でアブソルの紹介が“わざわい”でわなく“わざわざ”になっていますよ！ (2015年4月3日 22時) (レス) id: 5ec57374a4 (このIDを非表示/違反報告)
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