僕は一人じゃない ページ17
「何だかんだでまた会ったね、N」
「うん。そうだね」
そう言うと隣に座った
「ねぇ。Aはこの世界をどう思うかい？」
どう思うって・・・
「僕は、この世界をあまり知らないんだ。だから分からない」
「えっ？分からないって？どうして？」
「僕は、ずっと閉じ込められていたんだ。外の景色すら見ることこも許されなかったから」
Nの質問に僕の事を話した。視界がぼやけてきた。僕はこれを知っているからうつむいた
「僕はっ・・・ずっと、ずっと!一人だったっ!誰もいない!紙や壁、傷跡もいっぱいついたっ!そんな事をする人の目をずっと見ていたから怖いっ!一人がっ、狭い所が怖いんだよ」
僕は、言い出したら全部言ってしまった。Nには嫌われたかもしれない
「君は一人じゃない。ほら!見て!」
Nに言われたように前を見ると、ミネズミやチョロネコ達が僕の前に立っていた
『Aは一人じゃないよ!僕がいるっ!ずっと側にいる!』
ハヤテがそう言うと回りのチョロネコ達は『一人じゃないよ。僕達もいるから』と口々に言った。その時、目が暑くなって涙が溢れてきた。どんなに目をこすっても止まらなかった。
「ねっ？言ったでしょ君は一人じゃないって」
一人じゃない。また改めて感じた。
「皆っ・・・ありがとうっ」
僕は感謝しきれないよ・・・ありがとう
もっと、もっと世界を知りたくなった
世界をもっと知りたい！
「本当に・・・・ありがとう!」
僕はチョロネコ達やハヤテ、Nに笑顔で伝えた
その時、Nの頬が少し赤くなった事に僕は気がつかなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒュドール(プロフ) - 続きが気になりますね。 (2015年12月17日 23時) (
レス) id: d9d83f195a (このIDを非表示/違反報告)
霧槍凪(プロフ) - 続き……早く……見たい…な… (2015年6月20日 17時) (レス) id: 1dff2236fe (このIDを非表示/違反報告)
テニプリ(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください (2015年4月22日 16時) (レス) id: 96af6004f2 (このIDを非表示/違反報告)
フウカ - 間違いを教えてくださりありがとうございます！ (2015年4月5日 23時) (レス) id: 0804bd97a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミリ - 『青い瞳のポケモン』でアブソルの紹介が“わざわい”でわなく“わざわざ”になっていますよ！ (2015年4月3日 22時) (レス) id: 5ec57374a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
