検索窓
今日:11 hit、昨日:17 hit、合計:335,592 hit

××さんと音柱 ページ29

夜の鬼狩りの任務はほとんど私のところに来る。

今回の鬼も、下弦と言う訳ではなく、意図も簡単に狩れた。


炭治郎たちに稽古を付け、任務に赴いた私の体は疲れはてていた。

ふらふらと人通りの多い町に足を運びいれ、屋敷に帰ろうとすると、誰かに呼び止められた。



「よお、A」





眠気と疲れで頭がぼうっとしている私の目の前に、顔立ちの良い男性が現れた。

誰だこの美男。こんな人知らない。


けれど、よく見れば普通の人より身長がずっと高い。



その時ふと思い付いた人と、顔が一致した。



「天元、さん?」

「おう、分かんなかったのか?」



いつも派手だし、目の回りの化粧みたいなものもしていなかったし、

何より髪を下ろしていたから全く分からなかった。



「いや、あまりにもいつもと違いすぎて······」

「派手じゃねえだろ?俺この姿はあんまりなんだよなあ」




私は格好いいと思ったけれど、本人が嫌ならどうしようもないだろう。

ちらりと天元さんの顔を見ると、機嫌が良さそうにこっちを見て笑っていた。




「お前何でここにいるんだ?」

「さっき任務を終えてきたんです、今から帰ろうとしてたんですよ」




進んでいこうとすると、突然腕を引かれ、後ろに転けそうになった。

阻まれた訳も分からず、少し抵抗すると、更に強く腹部に腕を回して進むのを阻んだ。




「そっちには行くな、その先は遊郭だぞ」

「こっちの方が近道なんですよ」




今までだってここを通ってきた、何もなかったのだから大丈夫だと言うと

大きく溜め息をついて仕方ねぇな、と言った。




「俺も一緒に行く」

↓→←感謝、お知らせ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (205 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レミィ - 面白かったです!今コロナが流行っているので気を付けてください! (2020年3月9日 11時) (レス) id: edb0276662 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ - とても面白かったです!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 113690dea7 (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 零さん» 本当ですね、すいません!ありがとうございます! (2019年10月17日 1時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 「吾妻」じゃなくて「我妻」だと思います。間違ってたらすみません (2019年10月16日 23時) (レス) id: ac710565be (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 雪乃さん» 教えてくださりありがとうございます!すぐに直します!指摘コメントありがとうございました! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Kaede | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。