カワイイは、最強なんだよ？【ハイキュー】

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｢はい、そうです。
えっと……これ言うの恥ずかしいんですけど…おもしれー女ってわかります？｣

｢ん〜、聞いた事あるけど知らないな…｣

｢Aもお兄ちゃんから聞いたので調べたんですけど……
ふふ、まぁ例えば宮先輩達はよくキャーキャーいわれてますよね？｣

｢ま、まぁ｣
｢せやなぁ…でも、それがどうなんの？｣

｢ではもし、宮先輩は騒いでる女子が嫌です。
するとそこへ、自分に興味無い女の子が現れたら？｣

うーん、と難しそうに考えている宮を前に、今にも噴火しそうにわなわなと震えている坂東。
この状況、すっごく面白い。

｢…でもまぁ、そいつに目がいくわな｣

「そうなんです！
つまり、愛されたいが故に"わざと"あなた方に強くあたる行動を取っていたんですよ。
まぁ、でもこんなの可愛いモノですよね？」

ずっと下を向いている坂東に「ね？」と問いかける。
すると、拳をぎゅっと握り締め、さらには涙を流した。

｢…｣

｢なんで泣いてるんですか？
貴方に泣く権利ってないと思いますけど。
センパイが今までした事より小さな出来事を泣いて片付けるんですねぇ？｣

｢…っなんでや！なんでそうやって決め付けるん！？意味わからへん！
だ、大体あんたやってそうやろ！あんなイケメンに囲まれて、どうせここでもそうしたいんやろ！？｣

目を血走らせながら泣き叫ぶ坂東を見て、溜息がでた。

｢…へぇ、センパイにはそう見えていたんですかぁ。
納得、納得。でも…それってつまり、認めたってことで大丈夫ですかぁ？｣

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