瓜江久生には姉がいるようです 2

愛ゆえに ページ5

旧「リゼの事は高槻から聞いているんでしょう？」

金「・・Ｖに所属する喰種だったと」

旧「・・和修家にはいくつか分家があり その中には様々な役割な人々が

タネ役や母胎役 裏から根回しする僕や有馬貴将のような雑用係

これらがみーんなＶと呼ばれております ヒトの血をまぜて僕や有馬貴将のような不良品を作るわら・・純粋な和修家の血を絶やさないための母胎役も存在しました

その一人がリゼでした

昔のリゼといえばそれはもう愛らしくて 幼心に彼女との結婚を夢見たりもしたわけです そんな僕とってもかわいいですね」

それを旧多と考えると可愛くはないな

旧「彼女がいずれあの色爺や子孫達に陵辱されるなんて 僕には耐えられなかった

だから僕はリゼを逃したんです・・・愛ゆえに」

すこし遠い目になる旧多

旧「・・・でも 彼女はその身で自由を満喫するばかりで 身を粉にした僕のことなど微塵も気にかけてくれなかった」

それを聞いて少し可哀想だなと思ってしまった

旧「もし自由を謳歌したのちにガキでもこさえたらどうしようかと考えると夜も眠れなくて・・結局僕の手元に置くことにしたんです 君はたまたまその場にいた大学生

チャンチャン」

不運だったんだな・・カネキは・・

旧「ジジイが死んだ今 僕が総議長になっちゃえば 公式でリゼと結婚できますしね」

イェイと笑う旧多

カネキは白けた顔をしてる

金「・・そうでしたか しかしそんな理由でこれだけの事を？」

旧「物事にどんな理由も必要ないんですよ 理由がないと行動できないヤツはクソです

僕は自分のやりたいことをやります だってせっかく生まれて来たのだから・・」

そういうヤツだもんね旧多は

旧「ああ 一つ宣言しておきましょう リゼにはたくさんの子供を作ってもらいます それはもう101匹のわんちゃんばかりに・・」

そう言ってニコォッと笑う旧多

旧「まぁ、リゼがダメな場合 Aさんでもいいんですけど」

私をみて不気味に笑う旧多 背筋がゾクっとする

同じ笑顔→←元ですよ

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