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「審神者様ぁ！どうか、話を聞いてください！」
「いってて………」
「我らの主になってくださいませ！審神者様！」
不思議な声を持つその子は、今にも泣きそうな表情で必死に何かを訴えていた。
白くて、赤い模様の入ったキツネだった。
「さにわ、さま……？」
呟く様にその聞き慣れない単語を復唱すると、目の前のキツネは食い気味に「はい」と言う。
「このままでは本丸が危ういのです」
「……ほんまる…？何それ、私知らないよ」
「この時代に存在する審神者様は、貴女様しかいないのですよ！」
「……言っている意味が……よくわからないんだけど……」
「話すと長くなります。私についてきてください。」
そしてそのキツネは ぴょん、と跳ねると、次の瞬間、光の柱の様なものが私たちの目の前に現れた。
それは真っ暗な空を照らしながら上に上にとぐんぐん伸びていく。
「さぁ審神者様、行きますよ」
「……え？どこに？」
何がどうなってるのかと考える暇は与えられなかった。
目の前の光はどんどん眩しくなっていって、私とキツネくんを柔らかく包み込んだ。
"しっかりついてきてくださいね"
と、どこからか声が聞こえたような気がしたが、返事をする前にゆっくりと自分の意識が遠のいていくのを感じた。
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みや(プロフ) - 羅胤さん» 羅胤様、初めまして！ご感想いただきありがとうございます！とても嬉しいお言葉です。改善点も視野に入れ、更新頑張ります！本当にありがとうございます！ (2020年12月2日 15時) (
レス) id: 56bc8124d6 (このIDを非表示/違反報告)
羅胤(プロフ) - みや様、初めまして。本作を読ませていただいたものです。改行が多い点は気になりましたが、文章がとても上手く、物語に引き込まれてしまいました。これからも是非、更新を頑張ってください。陰ながら応援しております。 (2020年12月2日 15時) (レス) id: 6b5b4b25ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや | 作成日時：2020年11月1日 0時
