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*切り裂きケニー* ページ27

その後すぐにミカサ達と合流


エレンとヒストリアを取り返そうとしたが、結局応戦に来た中央憲兵により二人を取り返すことはできなかった


そのまま後を追っても全員殺されるだけ


とりあえず私達は替え玉作戦で捕らえた二人の元に戻って話を聞くことにし、そこから作戦を立て直すことにした


建物の中にはリヴァイ達がいて、私とサシャは外で見張りをしていた


頭痛も治り、私は野戦糧食を食べながらニファ達のことを考えた


…もう友達と呼べる仲間は全員居なくなってしまった私


調査兵団に入ってからずっと私達は一緒に巨人と戦ってきた


そうだ…私が兵士になる為に長い髪を切ってくれたのはニファだった


優しくて明るくて、私の初めての仲間で友達だった


沢山の思い出が私の頭の中にフラッシュバックする


…そういえばハンジ班はとても仲が良かった


ニファもハンジさんに初陣で助けてもらってからずっと憧れだと言っていたのだ


三人の死をハンジさんとモブリットさんに伝えるのはとても心苦しい


今回の作戦、私は少し甘く見過ぎていたのかもしれない


後悔ばかりが募っていった


そしてもう一つ、頭に浮かぶのはリヴァイが言っていた切り裂きケニーの事だった


都の大量殺人鬼でナイフの使い方も上手だった彼


私が逆手でナイフを持ったのは彼にナイフの扱い方を一度教えてもらった時からだった


両親を亡くして一人彷徨っていた時、地下街の商人に捕まり、売り飛ばされそうになっていた


そんな時、ケニーが私を助けてくれた


とても身長が高くて怖い印象だったが、幼い私に戦う術を教えてくれた


『…てめぇもあのチビと同じかよ…』


ケニーは嬉しそうにそれだけを言うと私の元から去っていったのだ


沢山の憲兵を殺しまくっていたあのケニーがどうして中央憲兵に…


「副兵長…」


そんなことを考えているとサシャが私に恐る恐る話しかけてきた


「リヴァイ兵長が中に戻れと…」


「…分かった。行こうか」


二人で中に入ろうとするとリヴァイが中から出てきた


「サシャ、お前は先に中に入っていろ」


リヴァイはそう指示をすると私の方に向き直った


「お前、ケニーと面識があるのか?」


そう言ったリヴァイに私は驚いた


「…もしかしてリヴァイがケニーが言ってた…」


「あぁ、俺はケニーと一緒に暮らしていた時期があった」


その言葉に私は目を見開いた

*思わぬ再会*→←*嫌な気配*



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ああ - お気に入り200人突破!おめでとうございます!私はこの小説を読んでいて面白いなーと思います。続きが気になるので最後までしっかりと見ます! (10月7日 14時) (レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - ゆーkoさん» こんにちは!コメントありがとうございます!!( ; ; )バレンタイン編気に入っていただけたようで嬉しいです!お互い体調にはこれからも気をつけましょう(^^)ありがとうございます! (2021年2月24日 11時) (レス) id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - こんにちは(^.^)いつも楽しみに愛読してます(〃ω〃)先日のバレンタイン限定のとても良かったです(^^)お身体にお気をつけてお過ごしくださいm(._.)m (2021年2月24日 11時) (レス) id: a1cd8234df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子です! | 作成日時:2021年2月12日 15時

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