*一途な想い* ページ21
ハンジさんの撤退命令が出て、私達は周囲の確認をした後、速やかに撤退し小屋に向かった
リヴァイとハンジさん達はエルヴィン団長に実験の報告をしにトロスト区戻るため、途中で別れた
「…ジャン、コニー。エレンを寝室まで運んでもらえる?」
「「了解です!」」
馬車に寝かせていたエレンを寝室まで二人に運んでもらい、ベッドにエレンを下ろした
そして夜ご飯の支度を行う者と見張役に分かれて作業を各自行った
「硬質化ってやっぱり難しいんですね…」
サシャとアルミンとヒストリアと一緒に夜ご飯の支度をしていると、サシャがぼそりとそう呟いた
「そうだね…硬質化についてなにか教科書のようなものがあればいいんだけど…」
そう言ったアルミンの表情はとても暗かった
硬質化についての情報が何もない以上、これから何度やっても今日のような事を繰り返すだけになるだろう
それなら今はヒストリアを通じて壁の真相から追及していくべきなのだろうか
そんな事を考えていると急にまた頭が痛みだした
持っていた包丁で思わず指を切ってしまい、左手の親指から血が出てきている
「副兵長…!」
またこの頭痛…定期的に訪れる頭が割れそうになるほど痛い…
「ごめんアルミン…もうすぐ治るから…」
心配そうに私を支えようとしてくれるアルミンに私は無理矢理笑ってそう言った
最近は目元がぼやけてくることもあり、それが治ると吐き気が襲うようになった
「一度横になられた方がいいのでは…」
「…大丈夫よ。ありがとうサシャ。少しマシになってきたわ」
こんな姿この子達にあまり見られたくはないのに…。
「ごめんなさい心配かけて。もう大丈夫よ。さ、早く作っちゃおっか」
すぐに頭痛は治まり、私は心配かけまいと笑顔でそう言って再び手を動かし始めた
・
・
夜ご飯を食べ終わった後、みんな疲れているようですぐに眠ってしまった
「…ミカサ、もう寝ないと…」
ずっとエレンに付きっきりのミカサに声をかけたが、ミカサはエレンの手を握ったまま動こうとしなかった
エレンの顔はほとんど修復されていて、いつもの顔に戻っている
「ミカサは本当にエレンの事が大切で心配なのね」
ふふっと笑いながらそう言ってミカサを見るとミカサは少し顔を赤くしていた
いつもはクールなのにエレンの事になると私情を挟みやすいミカサ
そんなミカサの一途な想いがエレンに届いてほしいと私は思っていた
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ああ - お気に入り200人突破!おめでとうございます!私はこの小説を読んでいて面白いなーと思います。続きが気になるので最後までしっかりと見ます! (10月7日 14時) (レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - ゆーkoさん» こんにちは!コメントありがとうございます!!( ; ; )バレンタイン編気に入っていただけたようで嬉しいです!お互い体調にはこれからも気をつけましょう(^^)ありがとうございます! (2021年2月24日 11時) (レス) id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - こんにちは(^.^)いつも楽しみに愛読してます(〃ω〃)先日のバレンタイン限定のとても良かったです(^^)お身体にお気をつけてお過ごしくださいm(._.)m (2021年2月24日 11時) (レス) id: a1cd8234df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兵長大好き女子です! | 作成日時:2021年2月12日 15時