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*あり得ないこと* ページ3

「どういうこと…!?ウォール・ローゼが突破された!?」


私は思わずベッドから起き上がったが、体がズキっと痛んだ


「副兵士長…!」


「大丈夫…とりあえず何があったか説明してもらえる?」


ルナによると、先程ミケ班の一人であるトーマさんが早馬でウォール・シーナの南区の方で巨人が出現した事をエルヴィン団長に報告したらしい


それを聞いたエルヴィン団長は急いで兵を集め、リヴァイとハンジさん達を呼んだという事だった


ウォール・シーナ内に巨人がいるということはウォール・ローゼが破られたということ


しかし今までそんなことはなかった


なぜなら突出区がある為、そちらに巨人が集中するはずだからだ


「…分かったわ。ありがとう」


私は今ストヘス区内の奥にある小さな宿舎で治療を受けていた


エルヴィン団長がそうするよう指示したみたいだが、理由は分からない


エルヴィン団長と仲のいい医者と医療班の数人、そして一人の兵士を私につけていた


「私もそちらに向かうわ。着替えを手伝ってもらえる?」


「いけません!まだ意識が戻ったばかりなのに…」


「ルナお願い…!手伝ってほしい…っ!」


私が頭を下げて頼んだ為、ルナは渋々私の支度を手伝ってくれた














「副兵長…!やはり無茶です…」


「ごめんなさいルナ…もう少しだけお願い…」


私を診てくださっていた医者が私の為に馬車を用意して下さり、それに乗って調査兵団がいるストヘス区内の拠点に向かっていた


頭痛は治っておらず、身体も痛んだ。だが足は動くためどうしてもエルヴィン団長の元に行きたかった


「副兵長、着きました」


ルナに肩を貸してもらって拠点に向かう


「…っ!A副兵長!!どうしてここに…!!」


私に気づいた兵士達は私の周りに集まった


「エルヴィン団長はどこに…っ!」


「何故ここにいるんだA」


兵士に聞こうとした時、後ろから聞こえてきたエルヴィン団長の声


「…エルヴィン団長…」


その顔はとても怒っているようだった


「意識が戻ったことはリヴァイ達から聞いた。だがまだ安静にしているべきだ」


静かに私に叱るエルヴィン団長


「申し訳ありません。しかしウォール・ローゼが突破されたと聞いていてもたっても居られなくて…」


私がそう言うとエルヴィン団長は私の視線に合わせて少ししゃがんだ

*待つ者*→←*何もできない悔しさ*



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ああ - お気に入り200人突破!おめでとうございます!私はこの小説を読んでいて面白いなーと思います。続きが気になるので最後までしっかりと見ます! (10月7日 14時) (レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - ゆーkoさん» こんにちは!コメントありがとうございます!!( ; ; )バレンタイン編気に入っていただけたようで嬉しいです!お互い体調にはこれからも気をつけましょう(^^)ありがとうございます! (2021年2月24日 11時) (レス) id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - こんにちは(^.^)いつも楽しみに愛読してます(〃ω〃)先日のバレンタイン限定のとても良かったです(^^)お身体にお気をつけてお過ごしくださいm(._.)m (2021年2月24日 11時) (レス) id: a1cd8234df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子です! | 作成日時:2021年2月12日 15時

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