*壮絶な過去* ページ18
昨日の夜、私達はヒストリアの生い立ちを聞いた
ヒストリアはウォール・ローゼ北部にある貴族家レイス卿の領地内の牧場で生まれ育った
物心ついた頃から牧場の手伝いをしていたが、その間、母親からは何も愛情を注いでもらうことがなかったようだ
そして5年前のウォール・マリアが陥落して数日が経った夜、実父と名乗るロッド・レイスという男が急に現れ一緒に暮らそうとヒストリアに話した
しかしある男が現れた事により、母親はその男に喉を裂かれ、ヒストリアも殺されそうになったが、それを見かねたロッド・レイスは、ヒストリアが名前を変えてずっと遠くの地で慎ましく生きるのであれば見逃してはどうかと提案した
そしてヒストリアはクリスタ・レンズと名乗って今まで生きてきた
母親がヒストリアにかけた言葉は、「こいつを殺す勇気が私にあれば」「お前さえ産まなければ」だけだったらしい
周囲からもいじめられることがあり、ヒストリアは自分自身がいらない子だと思いこんでいる状態であることが話を聞いていて分かった
壮絶な過去をヒストリアは幼い頃に経験していたのだ
いらない子…か…
「…副兵長、どうかしましたか?」
ミカサの声に私は我に返った
「あ、ごめんなさい。薪割らないとね」
私はミカサとヒストリアと薪割りをする為に外にいた
掃除を終えて昼ごはんを食べた後、夜ご飯の支度の分担をし、それぞれに分かれて作業をしていた
エレンとコニーは中で残りの掃除をしてくれていて、アルミン、ジャン、サシャは買い出しに行ってくれている
リヴァイは今は不在。トロスト区にある本部へ戻っていた
「副兵長また頭が痛むんですか?」
ミカサはとても心配そうに私を見てそう言ったが、私は首を振って笑った
「大丈夫よ。さっきは考え事をしていただけ」
そう言って私はまた薪を破り始めた
そんな私をヒストリアはじっと見ていた事に私が気づくことはなかった
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こんにちは!兵長大好き女子です!!
更新が遅くなってしまって本当に申し訳ありません!!
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ああ - お気に入り200人突破!おめでとうございます!私はこの小説を読んでいて面白いなーと思います。続きが気になるので最後までしっかりと見ます! (10月7日 14時) (レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - ゆーkoさん» こんにちは!コメントありがとうございます!!( ; ; )バレンタイン編気に入っていただけたようで嬉しいです!お互い体調にはこれからも気をつけましょう(^^)ありがとうございます! (2021年2月24日 11時) (レス) id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - こんにちは(^.^)いつも楽しみに愛読してます(〃ω〃)先日のバレンタイン限定のとても良かったです(^^)お身体にお気をつけてお過ごしくださいm(._.)m (2021年2月24日 11時) (レス) id: a1cd8234df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兵長大好き女子です! | 作成日時:2021年2月12日 15時