私の幸せ[銀魂‐坂田銀時]

18.あなた ページ18

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これから、度々土方さんと連絡をとった。

たまにお見舞いに来てくれては、特に何もせずに帰る。


生きているか、見に来てくれてるのかな。


日々増えていく薬と私に繋がれる管、膨らむお腹。

それに比例するように、減っていく体重、体力。


そうか、死ぬってこんなに辛いのか。


それでも私が自我を保てたのは、この子のおかげだと思う。



｢名前はどうする？ここは私が決めるものだよね。

銀をつける？それとも時をつける？あなたはどっちが好き？


わたしはどっちも。


あなたは女の子？男の子？

きっと、どっちだとしても、面白くて素敵な子になるよ｣




目が覚めては子供に話しかけて

話しかけては目を瞑った。


何も出来ない時、この子と話すネタが切れた時

ふと銀時を思い出して涙を零す。


あなたは、まだ私を想ってるのかな。


あれからどれだけ経ったか、私はもう数えられていなかった。


こんな壊れた体から産まれてくるあなたは

元気に産まれてこれるかな。


私のせいで、この子が幸せに生きられなかったら。

私は、そんなことばかりを考えていた。



｢あなたのお父さんはとっても素敵な人なの。

人を助けるプロフェッショナルで、格好よくて


いつも気だるげだけど、周りをよく見てて

刀を起用に操るの。素敵でしょう｣




話しかけた直後、ゲボりと血が口から出た。


壊れてる。


もう、私の体はほとんど、壊れてる。


･･･銀時、会いたい。





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