三輪先輩と後輩ちゃん

京都姉妹校交流会ｰ団体戦0ｰ*7 ページ15

【後輩side】

虎杖「五条先生ガ…持ってるヨ…」

カタコトでそう言う虎杖君の言葉に、真希先輩は舌打ちをして｢チッ、あのバカ目隠し｣と吐き捨てた

ぶふっ、バカ目隠しだってww

丁度その時、バカ目隠しがでっかいくしゃみをしてたとかしてないとか…


真希「で、どうするよ。団体戦形式はまぁ予想通りとして、メンバーが増えちまった。作戦変更か？時間ねぇぞ」

そう言う真希先輩に、狗巻先輩が両手をクロスさせて×印を作り｢おかか｣と言う

パンダ「そりゃ悠仁次第だろ。何が出来るんだ？」

虎杖「殴る･蹴る」

パンダ「そういうの間に合ってんだよなぁ…」

そう言うパンダ先輩の言葉に、虎杖君は｢えー…｣とショックを受けていた

ドンマイ虎杖君

伏黒「虎杖が死んでる間何してたかは知りませんが、東京校･京都校全員呪力無しで闘い合ったら虎杖が勝ちます」

そんな中、部屋の隅の方に居た伏黒君が真っ直ぐ真希先輩の方を見てそう言うのを聞いて、真希先輩は考える素振りを見せた

真希「…面白ぇ」

そしてミーティングは終わり、団体戦が始まる正午まで解散になった


よし、呪具の手入れでもしとこ

−−

【先輩side】

Aちゃん達…東京校がミーティングしてる頃、私達京都校も楽厳寺学長を交えてミーティングしていた

楽厳寺「宿儺の器、虎杖悠仁は殺せ。アレは人ではない。故に全て不問、事故として処理する。遠慮も躊躇もいらん」

それで開口一番に言われた台詞がこれ何ですけど…

え、マジですか？

真依「殺すも何も、彼死なないからここにいるんですよね？」

やだなぁ…

楽厳寺「先の虎杖の死は自死だと聞いておる。敵対術師に止めを刺す時に気をつけねばならんことは？加茂」

加茂「はい、死後の呪いに転ずることを防ぐために呪力で殺します」

楽厳寺「そうだ、他者の呪力でしっかり止めを刺せば何の問題もない。現在肉体の主導権は虎杖悠仁にある。宿儺が出てこなければただの一回生だ、縊(くび)るのは容易い」

学長がそう言い終わると、勢い良く襖を蹴り飛ばした東堂先輩が｢くだらん、勝手にやってろ｣とその場を後にしようとする

それを加茂先輩が｢待て、東堂。学長の話の途中だ｣と言い止めようとするけど＿

東堂「11時からの散歩番組に高田ちゃんがゲスト出演する。これ以上説明いるか？」

加茂「録画すればいい、戻れ」

東堂「リアタイと録画両方観んだよ、ナメてんのか？」

そう言って、東堂先輩は私達をギロリと睨んだ


こ、怖いよぉ…

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