検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:39,614 hit

light blue jealousy ページ2

・裁判まであと六日・




Aside




今日の私はどこか抜けてて



キィイイイ



檻の扉が開く音にも



こ「…」



水色の髪をした警官にも



ドサッ



押し倒されてることにも気付かなかった。




気付いたのは五秒ほど後で



『………水谷くん?』



こ「空って…いや、ころんって呼んで、そっちの方がわかりやすい」



『わ、わかったわ…こ、ころんくん?』



こ「そ。多分他も莉犬ーとかるぅとーとか、呼んであげた方がいいと思うよ」



『ええ…というか、なんで私は押し倒されてるのかしら?』



一番聞きたかったこと。



こ「………みんな、結構ディープだったって言ってるのに、僕だけ鼻の頭だったから」



…え?



『それだけ?だったら私が押し倒す方がよくないかしら…』



こ「それは男としてのプライドが崩れるからダメ。それに、してくれないかもしれないし…」



『するわy…(((チュ



するわよ、という言葉は



彼からのキスのリップ音で掻き消された。



こ「…足りない」



さらに激しくキスの雨が降り注ぐ。



唇、耳、喉。



こ「…んっ」



手首を持ち上げられて、手首にも掌にもキスされる。



舌も、入れたいかしら?



わざと口を少し開いたら、待ってましたと言わんばかりの勢いで舌が滑り込んでくる。



それに合わせて私も舌を絡めると、唾液がねっとりして気持ちいい。



ぴちゃ、くちゅ



『…ん、ふ…』



こ「…んっ、は…」



そして、銀の糸を引いて唇と唇が離れる。



こ「…Aってさ、ビッチだよね」



『あら、バレた?』



こ「バレたって…。みんなに媚び売って、堕とさせて…そのくせめちゃくちゃそそる反応するんだもん」



『…そんな反応してる?』



こ「してるよ…ほら」



そう言って、胸の飾りを短く切った爪が軽く弾いた。



『ひゃっ…!あ、あぁっ』



こ「ほら、ここ弱いんじゃん…ま、いいや、戻ろ。結構、進展できたと思うし…。じゃあね、返事考えといて」



ひらひらと手を振って、ころんくんは檻から出ていった。



…ここからが本番なのに。



意外と彼は意地悪なのかも、ね。

lunch→←embarrassed



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (155 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
294人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , stxxx
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜あやや(プロフ) - 桜夜桜もちさん» URL貼るだけですよ〜! (2021年7月1日 17時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち - 桜あややさん» ありがとうございます!!というかこういう写真ってどうやって載っけるのですか? (2021年7月1日 13時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - 桜夜桜もちさん» お気持ちだけでも嬉しいです!ありがとうございます! (2021年6月13日 8時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち - 描きたいけど…!!将来の夢イラストレーターってぐらいお絵描き大好きだけど…!!載せ方分からんしこれなんとゲストアカウントだからデジタルインストールできないのですよ…!!自分の垢はあるけど履歴見られるので占ツクできないのよね…カメラも画質悪いの何のその() (2021年6月13日 1時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - 天然水道水。さん» だよねぇ…!描いてくれていいのよ( ・`ω・´) (2021年6月7日 23時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜あやや | 作成日時:2021年3月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。