〇睨み合い ページ38
そしてそこからは防戦一方だった。
3人は連携技を何度か試すがタイミングが合わないのか失敗してしまう。
だが、その度に野坂と詩音が相手のシュートをゴールに入る寸前で止めに入るので追加点は未だ阻止できている状態だ。
「必殺技を出すタイミングを早くしろと何度言えばわかる!」
「焦りは何も生み出さん。お前ももう少しどっしりと構えたらどうだ?」
次第に波長が合わない2人は睨み合いを始めてしまう。
今の状況を考えればそんなことをしている余裕は無いのだが、と考える詩音は野坂がうっすら微笑んでいるのが見えた。
「野坂さん?」
「どうしたんだい?」
「なんで笑っているんですか。今はあの2人の喧嘩を止めなければいけないのでは?」
「まあまあ、見ててみなよ」
野坂の言っていることの真意が全く分からず首を傾げたまま詩音は視線を向けた後に走り出した。
相変わらず睨み合っている2人の間に円堂が入ってきた。
「どうした、二人共!」
「このままやっても、上手くいくはずない」
「そうですよ……」
睨み合いの末、やる気を無くすという更なる負の循環が始まる、と思いきや円堂はそうさせなかった。
「上手くいかないならそれでいい。なあ、楽しくやらないか?」
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おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» プロフから行けるボードに書き込んでおいたので良ければそちらを参照ください!!お話等もそちらを使っていただければ幸いです。お手数お掛けしますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年9月7日 18時) (レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年9月7日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» 高評価、ありがとうございます!!これからも応援宜しくお願いします!! (2021年9月7日 18時) (レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - はじめまして!とても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月7日 16時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 返信ありがとうございます!最高ですね!次回も楽しみにしています! (2021年9月2日 6時) (レス) id: f751d7262a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまんじゅう | 作成日時:2021年8月19日 10時