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No side
レ「原因は？」
ナ「詳しくは分からないけド、多分毒だネ」
見せて、とロキから注射器を受け取ったナツメはそれを慎重にケースに入れ、カバンにしまった。
ナ「十中八九、コレから何か出るヨ。
協会とも協力して調べるかラ、少し待ってテ」
でもさ、とセイラ。
貴「ど〜〜考えたって人為的だよね」
シ「だろうね。異常成長に凶暴化、そして謎の薬品。ここまで来て自然のものだったら僕はなにも信じられなくなるよ」
ワ「この様子では、被害にあったのは人間だけでもなさそうですね」
ここに来るまで、まとまって倒木している場所をいくつか見かけた。住処を奪われた動物も多いのだろう。
カ「もし『ひと』がやったのなら、『ひがい』はここだけじゃなさそうですね」
レ「あぁ、そのうち別の場所でも同様のことが起こるぞ。間違いなくな」
少し離れた場所で呆然と会話を聞いていたロキにレオンが近づいた。
レ『最後に、一瞬だけ声が聞こえた』
ロ「…なんて言ってた？」
レ『ありがとう、と言っていた様に聞こえたな。なんせ詳しくは分からないものでな。確証はないが、おそらくそう言っていた』
ロ「そっか…」
トン、とロキの背中に軽い衝撃を感じた。
振り返ると、小さな猫の様な生き物がいた。
ロ「…何この子」
レ『コイツはタイニーキャットだな。
大人になっても大きくはなれないが、身軽で木登りが得意だ』
ロキの足に擦り寄ると、膝の上に飛び乗った。
レ『その首元の柔らかい毛を狙われ続け、今は絶滅危惧種になっている』
確かに、触ってみるともふもふと気持ちいい。
レ「なんだ？連れて帰んのか？」
顔を上げると、話は終わったのか、レイたちがロキの膝に乗る子猫を見ていた。
貴「何この首のもふもふ！可愛い！」
シ「あぁ。なかなか愛くるしいフォルムをしているのだよ」
ナ「随分と懐かれてるネ」
ワ「おや？足を少し怪我していますね」
カ「おかあさんやおとうさんはどこでしょうかね」
レ『おそらく、今回のでいなくなったんだろう』
ワタルに指摘され、傷ついていた後ろ足を手当てしてやる。
ロ「師匠、俺、コイツの面倒見てもいいですか？」
レ「お前の好きにしたらいいさ」
優しく微笑んだ師に、ロキの涙腺が少し緩んだ。
ロ「それと…
今回の事件、最後まで俺に手伝わせてください。絶対に犯人とっ捕まえます」
レ「おう、頼りにしてんぞ」
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
