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ゴンside
囚人?の人たちの時間稼ぎでこの部屋に何時間もいないといけなくなっちゃった!
でも、あの人たち皆、「ここで1人5時間分稼げればアイツらに仕返しができる!」って張り切ってたんだよね…アイツらって誰だろ?
キ「な〜ゴ〜ン〜!暇だからテレビ見ようぜ!」
そう言ってキルアが部屋にあったテレビのスイッチを入れた。
キ「ん?なんだこれ?」
ゴ「どうしたの?」
キルアが不思議そうな声を出すから覗いてみると、テレビにはレイたちが映っていた。
ク「む?彼は…キルアの知り合いだったか?確か『六騎人』とか言っていた…」
レオ「いやいや!ゴンもだけどよ!お前知らねえのかよ⁉レイにセイラにっていったらアイドルユニットの『エキセントリック』だろ⁉俺でも知ってるぞ⁉」
あはは…やっぱりクラピカも知らなかったんだ…
すると、画面の中のレイがこっちを見てトントン、とカメラのレンズを指でつついた。
レ『よぉ受験者諸君。既にクリアしたヤツも、どっかで足止め食らってるヤツも暇だろ?
だから、俺様ちゃんたちがとっておきの暇つぶしを見してやるよ』
カメラに背を向けて部屋の真ん中に歩いて行ったレイ。その横にはセイラやシュウたち、正面にはさっきオレたちの邪魔をした人たち…でも…
ゴ「なんかさっきより増えてる…?」
ク「おそらく、他の受験者の足止めをしていた囚人だろう。その中でも1人5時間相当の足止めをした連中と見て間違いないな」
それに、さっきからトンパさんがずっと黙ってるんだけど…
ゴ「ねぇ、トンパさん…レイたちがテレビに映ってから元気なさそうだけど、どうしたの?」
ト「あ、あいつらは悪魔なんだよ!ヒソカに匹敵する強さを持ってるんだ!
俺も5年くらい前、新人潰しであいつらを標的にしたんだ。そしたらあの赤髪!あいつが何かしたんだ!俺は自分の計画を全部喋っちまって…
しかも、あいつら一次試験を1時間たらずでクリアして!」
キルアがケタケタとトンパさんを指差しながら笑う。
キ「自分でゲロッちまうとか、おっさんバッカだなぁ」
顔を真っ青にしながら早口で喋るトンパさんを見ると、なんだか可哀想に思えてきた。
その場にいた人にトラウマを植え付けるほどの強さ…
もしかして、それが今から見られる…?
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作者名:バレーノ | 作成日時:2019年2月1日 15時