10.つまりどういうことですか。 ページ11
クールタイムの間に周りを見渡しておく。『見た目は学校だけど、学校ではないどこか』にいるということはわかったけど、つまりはどういう事か。それが全く分からないんだ。
タイミングを見て妨害魔法も撃っておく。遠距離攻撃の割に、高火力をたたき出しているはず。動きが読めた(本人談)健の回避も相まって、戦いが有利に進んでいく。
というかそろそろ倒れてくれ。何発当てたかなんてもはや覚えていない。理紗の声が響き、効果切れのバフを継ぎ足していく。
そういえば、クールタイムはあるけど魔力の上限はあるのかな。今のところ切れている感じは全くしないけれど……
そんなことを考えていると、相手がひるんだ。
「Attacco-Blu-Second!」
理紗の声は合図でもある。私達は、さっき効いた魔法を放つ。健は魔法が使えないのか、私たちの魔法が当たらないようにしながら剣をふるう。地味だけど、役立ってるよね……
魔法がヒット、でもまだ倒れない……そこに、健の剣がダメージを与えていく。蒼太の放った矢と同時に、気合いのこもった一撃が当たったとみえ……
ゴーレムは、その場に倒れ、
そして、消えた。
さっきの小さいヤツも、消えたのかな。
『おめでとうございます。
まさか大きい方まで倒すとは』
……もしかして、倒せないと思われてた?
ゲーマーを舐めるな、という言葉は喉元で止めておくことにした。変なフラグはたてたくない。
「おい、こいつ……」
健が何かに気づいて、私たちはそっちを見る。
そこには、
11.そんなことがあるんですか。→←9.このバランスは何ですか。
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シュウ - 待っ…面白いです! (2021年9月3日 0時) (レス) id: f920010a89 (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 読んでいて楽しいです!こんなおもしろい作品をつくってくれてありがとうございますっ!これからも応援してます! (2021年5月8日 20時) (レス) id: b0074abe1a (このIDを非表示/違反報告)
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