17波 ページ18
それから博士に挨拶をして、私と沖矢さんは家に帰った。
話の途中で哀ちゃんが黙っちゃったけど、何かしちゃったかな?
まあ、大丈夫でしょ。
「よかったですね。素敵な自転車がもらえて。」
「早速乗ってどかにいってみたいです。」
だってこんないい自転車をもらって、明日まで乗れないってそんなの無理だよ。
「沖矢さんいいでしょ?夕飯までまだ時間あるし、なんならお使いとか何か買ってきてほしいものがあるのであれば行ってきますよ」
必死になって沖矢さんに頼み込んでみた。
「そうですね、、、これと言って買ってきてほしいものはありませんし、、、、、でも
(こんなに頼み込まれては、、、、)」
沖矢さんは、途中でこちらの方も見ながら、ついに
「いいですよ。買ってきてもらうものはありませんが、夕飯までの戻ると約束するのであれば
行ってきてください。ただし、ヘルメットか帽子をかぶってくださいね。
いくら体が丈夫といえど事故にあってはいけませんので。」
はーい。なんか沖矢さんお父さんみたい
でもうちのお父さんは、こんなんじゃないけどね。
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家に着いてから、ヘルメットはなかったので部屋から帽子を持ってきた。
「(この帽子ダサいからあんまりかぶりたくないんだけど、、)」
そしてかぶって、自転車に乗り込んだ。
「その帽子は、学校指定のものですか。」
沖矢さんに帽子のことできかれた。
「あー、いやこの帽子は学校じゃなくて部活用なんです。顧問の先生が作ってくれたみたいなんだけど、、
ー回想シーンー
去年の夏、先生が帽子を渡してくれた。
その帽子は、紫と白色で真ん中に鳥の絵がかいてあった。
「先生ー、この鳥は何の鳥ですかー」
友達の1人が言った
確かに、なんの鳥?
「これはな、鷲だ!」
鷲?これが?そー思っていたのは自分だけではなかったらしい。
「ヒソヒソ(これが鷲?冗談じゃねーべや。こりゃー鷲っていうよりヒヨコだべ。)」
「(いーや、カラスだよ。先生、美術は2だったってこの前授業で言ってた。でもこれ、鷲だって。鷲が可哀想だべ。)」
言いたい放題じゃん。先生はそんな声が聞こえているのかいないのか大声で力説してきた。
「よく聞け!これは、誰がどう言おうと鷲だ!!
鷲は、鳥の中で一番強い!そしてお前達は白鳥、はくちょうではなく白い鷲のように強さで周りを圧倒し、幸福で人々を惹き付けろ!これが
ここのスローガンだ!!」
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のの丸(プロフ) - 蒼華さん» コメントありがとうございます。今、少しずつできて来ているので更新したら暇つぶし程度でも、読んで頂けたら幸いです。 (2021年2月20日 15時) (レス) id: 96ad3857c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年2月20日 14時) (レス) id: ad2360c9bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のの丸 | 作成日時:2020年4月22日 14時