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第10話~星座早見盤~ ページ13

(人1)視点

途端に小塚さんは、身を乗り出すようにして言ったのだった。

小塚「若武、乗ってきてたのか。勇気あるよなぁ…。」

小塚さんは少しうなだれた。

小塚「どうやって親を説得したのか教えてくれよ。俺もチャリ通にしたい」

若武さんは完全に頭に血がのぼってしまったらしくて、
ツカツカと小塚さんの前まで歩み寄ると、

小塚「あ、俺のっ!」

小塚さんの星座早見盤をポーンと放り投げた。

小塚さんは、慌てて立ち上がった。

………あれ、何か、私の方に飛んできてない?

い、や、これは絶対飛んできてるって?!

貴方「ひぃぃぃ?!」

反射的に私はしゃがんでしまった。

その時、黒木さんが私の前に来て、

黒木「よっと!」

私の方に飛んできた星座早見盤をキャッチしてくれた。

貴方「あ、ありがとうございますっ!黒木さん!(ニコッ」

黒木「ううん、いいって。(クスッ」

黒木さんが、私に手をつかみ、立たせてくれた。

紳士だな…。

小塚「バカやろう、若武……」

小塚さんは恨めしそうに若武さんを見ながら、星座早見盤を私の方へ取りに来た。

小塚「城戸さん、大丈夫?」

小塚さんの顔から、心配そうな顔色がうかがえる。

貴方「はいっ!黒木さんが助けてくださったので…」

若武さんも、こっちに近寄ってきて、

若武「ケガ……ないか?」

貴方「大丈夫です、どこも痛くないので!」

第11話~射とめ~→←第9話~気取り屋?~



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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時

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