ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage1 (ページ31)

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2日目

柊「はいもっと笑ってー！嬉しそうにー！
楽しいことを思い浮かべてー！はい！大切なのは想像力だー！！」

甲斐君だけが踊っていない。

私は昨日の腕のことがあるため、先生に止められた。

昨日

柊「あ、そうだ。明日朝、体操するんだけど、その腕じゃ、無理そうだな。」

私「え…？いや、別にこのくらい…」

柊「いや、だめだ。…無理するな。」

そう言って、私の頭を撫でてくれた。

現在

石倉「甲斐、踊らねぇと殺されっぞ。」

甲斐「…」

柊「イマジネーション！」

昨日、蓮を殺したとはとうてい思えないほどのテンションの高さ。

柊「ヘイヘイヘイ！甲斐くん！どうした？」

甲斐「…チッ」

柊「言ったろ？想像力だよ！
今お前らが踊らなかったら、皆がどうなるのか……。バァーン！！！」

柊「お前が踊らななかったら…
……………だろ？」

甲斐「！！…別にっ、俺はっっ！！」

柊「あれ？そうなの？俺、てっきりそうだと思ってたよー！！まぁでも、………………？……………………。」

甲斐「てめぇ…卑怯だぞ…」

柊「なんとでも言えばいい。…長生きしたいなら、体操はしたほうがいいよ？」

1部分、聞き取れなかった。

いや、聞き取れないようにしたんだろう。

甲斐君になにを言ったんだろう？

あれ？私なんで甲斐君のこと、こんなに気になってるんだろ……？

甲斐「ﾁｯ」

柊「ヘイ！カモン！甲斐くんカモン！」

甲斐君のやっと踊ったダンスは目を奪われるくらい、上手かった。

そういえば、元ダンス部じゃなかったっけ？

柊「ヘイ！いいね！！甲斐くん！キレてる！キレてる！」

柊「皆も甲斐くんに負けないようにね！
ヘイ！想像力だよ！はい！想、像、力！」