片恋ラビリンス2

57.威圧 ページ21

拳銃･････････



みんなが再び凍り付くのが分かる。



そして、Aちゃんの頭に持っていく。





?「これを持っているからな。」

「何か下手なことしたら･････････」

「これをバーンってな。」





そして笑う男。


前と同じ笑い。


その姿は狂気に満ちていた。


この人はおかしいんだ･････････。





?「あぁ、楽しくなってきたなぁ。」

「さぁ、早く証拠を渡すんだ。」

「それから、この子を返す。」

「渡さないと、どうなるか･･･」



「分かってるよな。」





声の感じはあくまでも他人に確認する感じ。


でも、嫌な威圧感を放っていた。




何か気持ち悪い、嫌な感じ。


嫌な、嫌な声。



私たちは、また固まる。




若武は諦めなのか、首を少し振った。


そして証拠が入ったバッグを持った、砂原と黒木くんに目で合図を送る。



砂原と黒木くんも目で合図を送り返す。





そして二人は犯人の方へゆっくり歩き始めた。



自然な足取りで、ゆっくりとゆっくりと･････････。

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