【おそ松さん】最強少女は松野ファミリーに出会いました【マフィア松】

番外編 ページ19

もう一週間くらい過ぎてますが……

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貴女side


今日はおそ松さん達六つ子の誕生日らしい。

という訳で、今は料理を作ったり部屋の飾り付けをしたりと大忙しだ。


でも、そんな事を1人でできるほど私は器用じゃない。

助っ人に来てもらっているのだ。

その名も…………………


トト子さん！！


おそ松さん達の幼なじみで、私たちと同じ様な仕事をしている。


皆は、朝から仕事があるらしく、早々に家を出て行った。その直後、トト子さんが来たのだ。


今日が誕生日だと知ったのも、トト子さんが教えてくれたからだ。
急に来た時は不審者かと身構えていたが、話してみるととてもいい人で、すぐに打ち解けてしまった。


トト「Aちゃーん！これ、ここにつけてもいいかな〜？」


貴「あっ、はい！大丈夫です！できた料理、ここに並べときますね！」


トト「おっけ〜！」


ついでに、皆が帰ってくるのは8時だ。

時計を見ると、7時半を差している。


…………………ん？

7時半…………7時半！？


貴「トト子さんっ！！もう直ぐ皆帰ってきちゃいますよ！」


トト「えっ！？ホント！？やばっ！まだこの辺できてないのに！！よし、Aちゃん、急ごう！」


貴「は、はいっ！」


30分後。なんとか完成した。
最後は少し雑になった気もするけど、結構うまくできた気がする。


そろそろかな、と考えていると、玄関の方から音が聞こえた。


貴「帰ってきました！スタンバイです！」


トト「うんっ！」


数秒して、目の前の扉が開いた。

思いきり紐を引っ張る。

前にも聞いた、銃声に似た音と火薬の匂い。


おそ「おわっ！？なんだ！？」


混乱している6人の前に来て、にっこり笑顔で話し始める。


貴「えへへ！サプライズです！びっくりしましたか？」


トト「久しぶりね、バカ六つ子！」


皆目を見開いて、口をパクパクしている。


カラ「ワォ……」


チョロ「え………え！？ト…トト子ちゃん！？な……なんで！？」


一「……………え？」


トト「ほら、早くしないと料理が冷めちゃう！早く食べてよね！あと、今日はなんの日？」


じれったそうに手を叩いて、トト子さんが言った。そこでやっと皆も気づいた様だ。


十四「……あーーーー！！！今日、僕達誕生日じゃない！？すっかりわすれてたぁぁああ！！」


トド「…あぁ！そうだった！」


トト「はい、じゃあかんぱーい！」


この宴は、日を跨ぐまで続くのだった……

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