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9話 ページ12

貴女side

午後10時。

物陰に隠れた私達は、息を殺してじっと松野ファミリーが来るのを待っていた。

その時。

「どぅぅぅぅぅぅぅぅぅううんっ!!!!」

謎の掛け声と共に、閉まっていたシャッターがベキベキッという音を立てて壊れた。
そして聞こえるこの前の声。

おそ「…あッれ〜?確か此処に△△ファミリーが居るはずなんだけどなぁ??トド松?ホントに合ってる?」

トド「うん、確かに此処で合ってると思うんだけどなぁ?」

「………行け!!」

依頼主の人の掛け声で、私達は前に出る。丁度、建物の中心に居る松野ファミリーを皆で囲っている感じになった。

おそ「……あぁ、俺達嵌められたのか。」

意外と冷静に物事判断するんだな、この人。
依頼主さんと△△ファミリーのボスが松野ファミリーの前に立ち、大きな声で言った。

ボス「はーっはっはっは!悪いがお前達には此処で死んでもらう!」

依頼主「今回は、あの有名な『冬月』さんにも来てもらった!さぁ、お前達はもう逃げられないぞ!」

冬月、という言葉に6人の動きが一瞬だけ止まった。
赤色のワイシャツの……おそ松さん、だったかな?と少し目が合った。彼は少しびっくりしたような、そして私と殺り合うのが嫌そうな、複雑な顔をしていた。私もきっと酷く嫌そうな顔をしているだろう。

……………ごめんなさい。


心の中でそう呟いて、正面からまっすぐに向かった。

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ルル(プロフ) - 通りすがりのインドア派魔王さん» ありがとうございます!自分でもびっくりしました…笑頑張ります! (2018年10月21日 23時) (レス) id: 5b3839762e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのインドア派魔王 - 2位おめです!!いつも更新楽しみに待ってます!これからも頑張ってください(*´-`) (2018年10月21日 22時) (レス) id: d09916e569 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ジェリーさん» 応援ありがとうございます!…一松!w私も書きながらツッコミしてましたww (2017年7月27日 20時) (レス) id: 5b3839762e (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - 更新頑張ってください!・・・おい、一松ww死体の上に座るなぁ!ww (2017年7月27日 16時) (レス) id: 8f15cdca16 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - なななさん» ありがとうございます!!できるだけ頑張ります!! (2017年1月28日 14時) (レス) id: 5b3839762e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルル x他2人 | 作成日時:2016年10月23日 0時

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